
耶馬渓の鴫良(しぎら)温泉から宇佐の駅館川に出るまでの山中でクヌギの木を見つけると、樹液が出て昆虫が集まっていないか、息子と調べてみました。結論は、非常に減っています。幹の中でボクトウガの幼虫が動き回るため6月頃からこのようなシーンがよく見られたものですが、クヌギを椎茸栽培に供するため殺虫しているのか、ボクトウガ自体が少なくなっているかその両方あるでしょう。
樹液に集まるカナブンですが、
普通のカナブン>アオカナブン>クロカナブンの順に減っていて
クロカナブンは絶滅危惧になっているそうです。
バー「くぬぎ亭」に集まるお客さんたち、一番ガラの悪そうなのは
スズメバチの威嚇するオニイさん、少しコワいのはクワちゃんやカブトさん、着飾ったチョウはそのまま夜の蝶
すぐにカッとなるノコギリクワガタ、カナブンやハナムグリは普通のお客
ハエやアブはチンピラ… 15才の長男が次々オモシロい比喩で説明してくれました。

道の脇で見つけた宇佐、国東系の小さな宮。鳥居の柱の上部に
そろばん玉のような環が入っているのがこの地方の特色です。


そろそろ山中の田んぼも稲穂が重くなり始める頃

斉藤集落に出ました。遠くから見える社叢の森にひときわ大きい樹影が。

藤群神社の二本杉です。樹齢400年と言われてます。

6月1日の訪問時に見つけたものですが再訪問してみました。
修理中だった社殿も修理が終わり、まだ新しい断面にこんなものが、

キノコというより菌類生物ですね、初めて見た生き物です。

社殿の正面は建物が建っていて裏みたいな感じです。

素朴な金精さん信仰でしょうか、思わずニヤリ、
斉藤集落にも石の眼鏡橋がありました。

駅館川上流には多く、この宇佐、国東、求菩提(福岡側)の古代宗教地域と
石像の多い文化圏、そして石造りの橋は相乗の効果でこの地域を旅する者に
魅力を伝えてくれます。

昔も今も同じ塗色の大分交通バス

さて今回の旅、名所はあまりありませんが宇佐平野の平地部に戦時中
宇佐航空隊の基地がありました。今に残る戦争の遺構としてこの
掩体壕(えんたいごう、航空機の格納庫をカモフラージュしたもの)が田んぼの中にぽつぽつ残っています。

これは民家の裏でガレージに使用中のもの。
60年以上前のこういった「忘れ物」が最近は新しい見方で一種の観光
目的になっていることを3年前の訪問時にタクシーの運転手から聞きました。
この近くの八面山に米軍機が墜落し、生き残った乗務員を虐殺してしまったこと
「もうあんな、むげねえ(可愛そうな)こつはしちゃいかんとです」
老運転手の言葉が旅する自分の胸を刺しました。

掩体壕の展示施設の祈年物に留まったスズメガ、背なに人面があるのが
コワいです。
その掩体壕地区の足下田んぼではいま謎の生物が増殖中!

この赤いの、何だと思いますか。
答えはコイツの卵です。

九州や西日本で爆発的に増えているジャンボタニシ。
いやーいるわいるわ。畦中で動いていました。
南米原産のこの貝、最初は食用で養殖してたのがあっという間に
繁殖し、アメリカザリガニと同じことになってしまいました。