民主党がガソリン税の暫定税率廃止で、「ガソリンの値下げを実現」といきまいている。
なんのこっちゃ?
日曜討論を見ていたら、「暫定税率が何年にもわたって、適用されているのはおかしい。道路特定財源にするのではなく、一般会計に入れるべき」との発言。
あれっ、それじゃあガソリンの値段は下がらないの?
民主党は、ていのいいことばかり言って「はっきり言っていきあたりばったり」である。
原油が値上げして、油を使うものが「食品までも含めて、どんどん値上げしていくようである」
これは、インフレである。消費税値上げが云々されているが、もうすでに小売の段階で値上げが相次ぎ、消費税値上げが仮定されていた分を消費税に関係なく、それ以上に値上げされつつあるのである。
まだ、小売の段階で値上げが目立ってないが、一年以内に必ず争点となる。ガソリンは車を持っている人だけの問題だが、インフレとなれば「車も持てない低所得者層」は、どうすればいいのか!
自民党の「『環境』の面から考えても、ガソリン税の値下げはいかがなものか」の発言はごもっとも。とってつけたような言い訳に聞こえるが、芯を突いている。「『CO2』削減」は、大命題なのである。
『道路特定財源』をやめて『一般会計』に入れるのには賛成だが、「ガソリン値下げいたします」には大反対だ。
これは、「本当に民主党って政権担当能力あるの」と思わせる主張だ。