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ごうごうと音を立てながら 大きな旅客機が線を引く。 僕たちの見ている空に、 真っ白な線を引く。
それはまるで ぼくたちを分かつ境界線のようで、 妙に悲しかった。
ずいぶん長い間見上げていたけれど、 僕は不意に 声を上げて笑った。 滲みかけた飛行機雲が 群青に飲まれていく。
まだあの子はそこにいて ぼくたちはまだ、同じ空の下にいた。
なにも 悲しむことはなかった。
---------------------------------------------- 遅くなりましたが第31回高校生文芸作品コンクール詩部門で奨励賞(銅賞)をいただいた作品です。
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