人は誰もが永遠を手に入れたいのだと
あの子は言った

僕が欲しいのは明日だった
時が止まればいいと思うほど今は幸せではなく
けれど望むことをやめてしまうほどに不幸ではなく
僕はただ
今日という退屈な日常を投げ捨てて
明日が欲しかった

昨日僕はそう言い
今日僕はまた同じことを言い
翌日になればまだ僕は
明日が欲しいと言うだろう

それでも僕は
明日が欲しかった

そうしているうちに時間は経ち
あの子はいつの間にかいなくなり
後悔をした時にはもう遅く

あのときが永遠に続けばよかったと思いだし
ようやく人がなぜ永遠を欲しがるのかを理解して
それでもあの子のいない永遠になど意味はなく

僕はまた今日も明日が欲しいと言うしかない
2006 05/25 23:32:14 | | Comment(0)
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