本当は最初から知ってた、わたしはあなたに希望を見たの。

「ユーアーマイワールド！」

そうして最後に訪れる、静かなこの感情に、あなたに名前を付けて欲しい。

「わたしたちはいつも終幕を恐れた。」

あなたの選んだ人の笑顔を見たとき、どうしたって敵わないと思ったの。
(わたしはあんな風に笑えないよ、笑えない。)

「どんな笑顔すればうそつきじゃないのかな。」

あなたの口癖が無意識にわたしの口からこぼれる。

「　　　　　。」

約束は守るためのもの、嘘は吐くためのもの。

「嘘の嘘は真といわれるが、嘘の否定が必ずしも正しいとは限らない。」

わたしのことは忘れていいから、あの約束は忘れないで。
こんな女々しいわたしのことなんて忘れてくれていいから、あの約束だけはお願いだから覚えていて。

「　　　　　　　に行こうね。」

来世で逢えたら、今度は。

「来世とは、今回の人生を終えた後に、魂が経験する次の人生、あるいは世界のこと。」

あなたのいないわたしの未来。

「未来の語には、これから来るべき新時代は現在より良くなっている、という希望的観測が感じられるが、一方で、この先に何が待っているかは全く分からないという、不安に近いニュアンスも併せ持っている。」

泣いたり悩んだりしたって不毛。

「でもいいの、愛してたから、あなたが全部正しかった。」

アイラブンガク。

「実際のところ文学とはまず第一に、自分自身と自分を取り巻く世界について自分の言葉で語る者と、その発見を受容し分かち合う者との出会いなのであり、その形式の果てしのない多様性と絶え間なく新たに生まれる主題は人間存在の条件そのものを物語っているのである。」

たまに眠くて眠くて死にそうになる。

「睡眠とは、幅広い脊椎動物にみられる、自発的に生じる静的状態である。」

魔物はくしゃみの時に本性をあらわす。

「はっくしょん、まもの。」

苛々を解消するために行った先で、余計苛々させられる。

「毎日牛乳１リットル以上のカルシウムを摂っても、苛々には通用しない。」

頭には王冠、じゃなくて、
「山羊の角をください。」

蝙蝠になりたい。

「哺乳類の中で完全な飛行をするのは蝙蝠のみである。」

神とは何か、とか、なんかもういろいろ、
「ナンセンス！」

教えて育てるのって難しい。

「人は教育によって人間になる。」

わたしとあなたは交わることない平行線。
ならいっそ、
「走れ、あなたと逆方向へ！」

６月の晴れた月曜の午前中、それは意識として唐突に降ってきて、きっと現れると思ったの。

「まるで予感だった。」

見かねた悪魔がわたしのもとに、届けてくれると信じたい。

「すべての福音が天使によってもたらされるとは限らない。」

愛せ、ミュージック！

「音楽は、ある音を選好し、ある音を選好しない、という人間の性質に依存する。」

あなたと一緒にいれるなら、行き着く先が地獄でも、それでもいいって思ってた。

「地獄とは、悪人が天主に棄てられて、悪魔と共に終なく苦しむところであります。」

もとに戻っただけなんだって自分を納得させて、混沌とした生活に身を沈める。

「渾沌に目口を空ける。」

天使がやって来て、可愛らしいその口で謝ろうとするので、わたしは深い眠りにおちる。
天使に謝られる義理はない。

「針の上で天使は何人踊れるか。」

こんな表情で言っても信じてもらえないだろうけど、本当にうれしいの。

わたしと似たように育ったあなたが、家庭を築いてしあわせに歳を重ねてることが。

あなたに家族を与える女性が現れたことが。

本当に、うれしいの。

(ねえだから、この涙は嬉し泣きなの。)
(わたしがあなたを好きだったなんてことはないの。)
(恋してたなんてことはないの。)
(わたしじゃあなたをしあわせにできないってわかってるから。)


「祝福の対は呪いである。」

出来るものならやってみやがれ。

「今はどう転んだって救われるとは思えない。」

今ならどっちの道も選べる気がする。

「天国か地獄。」

このままだと、心臓がとまる。

「嫌悪感は心拍数の低下を引き起こす。」

足音をたてずにやって来るのは、そういう理由。
気付いた時にはもう遅い。
捕まったら離れられない。

「悪魔には踵がない。」

空に向かって実弾撃つみたく、叫べ、
「ワールドイズマイン！」