蹴球こそ日々の活力。蹴球に関する話題を多角的かつ広範囲に扱います。
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監督 フース・ヒディング
GK マーク・シュワルツァー(ミドルスブラ)、ゼリコ・カラッチ(ACミラン)、アンテ・コヴィッチ (ハマルビー)
DF クレイグ・ムーア(ニューカッスル・ユナイテッド)、トニー・ポポビッチ(クリスタル・パレス) 、ルーカス・ニール (ブラックバーン・ローヴァーズ)、マーク・ミリガン (シドニーFC) 、マイケル・ビューチャンプ (セントラル・コースト・マリナーズ)
MF スタン・ラザリディス(フリー)、ビンス・グレラ (パルマ) 、マルコ・ブレッシアーノ(パルマ)、スコット・チッパーフィールド (バーゼル) 、ミル・ステリョフスキー(バーゼル)、ジョシプ・スココ (ストーク・シティ) 、ジェイソン・カリーナ (PSVアイントホーフェン)、ティム・カーヒル (エバートン) 、ブレット・エマートン (ブラックバーン・ローヴァーズ) 、ルーク・ウィルクシャー (ブリストル・シティ)
FW ハリー・キューウェル(リバプール)、マーク・ビドゥカ (ミドルスブラ) 、ジョン・アロイジ (アラヴェス)、ジョシュア・ケネディ(ディナモ・ドレスデン)、アーチー・トンプソン(PSVアイントホーフェン)
【フォーメーション】
3−4−3
GK シューウォーツァー
DF ニール、ムーア、ポポビッチ
MF エマートン、カリーナ、カーヒル、ラザリディス
FW アロイージ、ビドゥカ、キューウェル
【チーム戦術】
サイド突破を中心に攻撃姿勢を前面に出したパワー型。
<解説>
ドイツW杯で日本と同組に入ったオーストラリアを、「安牌だ」と見ているヒトがいれば、その誤った認識を直ちに改めるべきだ。
GKからFWまで、全てのポジションにイングランド・プレミアリーグで活躍する選手を揃える彼ら「サッカールー」(サッカー+カンガルーで同国代表の愛称)。ボルトンやWBAでレギュラー争いにさえ苦闘する選手が主力を張る日本は、どうして彼らを侮ることできよう。
核となる選手は数人いるが、まずはリバプールのキューウェル。ここ数年は怪我で本領発揮といかず、栄光の背番号7が泣いていたが、ようやくトップフォームを取り戻してきた。切れ味鋭いドリブルと、左足から放たれる精度の高いシュートは日本守備陣を震撼させるだろう。
同じくプレミアリーグのミドルズブラに所属するビドゥカは188センチ、91キロという体格に似合わず足元が柔軟でテクニカル。ミドルズブラがUEFA杯で躍進したのは彼によるところが大きいはずだ。
それから、ブレシアーノ。中田とチームメイトだったこともあり、ご存知の方も多いかと思うが、彼もスピード、テクニックが高い次元でまとまっており、ポジションはサイドも中央もこなす多能ぶり。ゴールの数もそれなりに多く、彼とキューウェルを自由にしてしまうと、サイドから簡単に切り崩されてしまうだろう。
2列目からの飛び出しに定評のあるカーヒル、有能なバランサーであるグレッラ、右サイドならハーフもバックもこなすエマートン――小野伸二とチームメイトだった――、今季は目覚しい活躍を見せているシューウォーツァーといった常連も忘れてはならない。
また、ヒディングがわざわざPSVに呼び寄せたクリナ、トンプソンにも注目したい。当初は「W杯でオーストラリアを躍進させるために呼んだ」と陰口を叩かれた2人だが、周囲の雑音を払うかのように充実したパフォーマンスを見せた。
そう、彼らにはヒディングという最高の監督がいる。難しい選手達をまとめあげる管理能力、相手を徹底的に分析して対応策を練る策略家としての手腕、残念ながら我等がジーコとは格が違う。
日本の初戦の相手オーストラリアは、これまで南米勢とのプレーオフなどから本戦になかなか辿り着けなかった。ようやく勝ち取った、8大会ぶり2回目の出場切符。ベールを脱ぐ南半球の未知なる大国が、本大会で牙を剥いてもおかしくない。
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