蹴球こそ日々の活力。蹴球に関する話題を多角的かつ広範囲に扱います。
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監督:ラガーベック
GK
イサクション(レンヌ)、アルブベーグ(ビボー)、シャーバン(フレドリクスタッド)
DF
エドマン(レンヌ)、ハンソン(ヘーレンフェーン)、ルチッチ(ハッケン)、メルベリ(アストンビラ)、ニルソン(パナシナイコス)、ステンマン(レバークーゼン)、K・スベンソン(イエテボリ)
MF
アレクサンデション(イエテボリ)、D・アンデション(マルメ)、ヨンソン(ユールゴルデン)、シェルストレーム(レンヌ)、リンデロート(コペンハーゲン)、リュングベリ(アーセナル)、A・スベンソン(エルフスボリ)、ウィルヘルムソン(アンデルレヒト)
FW
アルベック(コペンハーゲン)、エルマンデル(ブレンビー)、イブラヒモビッチ(ユベントス)、ラーション(バルセロナ)、ローゼンベリ(アヤックス)
※予備登録は省略
【予想フォーメーション】
4−1−3−2
GKイサクション
DFエステルンド、メルべり、ルチッチ、エドマン
MFリンデロート、ウィルヘルムション、スベンション、リュングベリ
FWイブラヒモビッチ、ラーション
※メンバーは右から、ないしはフォーメーション順。
【チーム戦術】
堅守を活かした切れ味鋭いカウンター
<解説>
「北欧にスウェーデンあり」
サッカーシーンを見守り続けている者ならば、畏怖を持って北欧の雄を讃えるだろう。
彼らは目の覚めるようなテクニックを持ち合わせているわけではない。「一枚岩」との表現がぴったりの組織力、ハードな守備、粘り強く強い攻め…。圧倒的な勝利を飾ることは無い。ただ、ブラジルを相手にしても、どこを相手にしても絶対に完敗はしないだろうと思える、そんなチームだ。
「どのチームをも葬れる力がある」
私はずっと主張してきた。
今回の大会でも、この主張を撤回するつもりはない。W杯ではイングランド、パラグアイ、トリニダード・トバゴと、タフな相手と同居した。しかし、優勝候補との呼び声高く「グループリーグは当然首位通過」と目されるイングランドには、「数十年来」敗れていないというジンクスが心強い。案外こういう縁起物が利いてくるのがW杯という大舞台だ。
確かに、「世界に名だたる」選手はリュングベリ、イブラヒモビッチ、ラーションと数名しかいないが、彼らほど「名より実」の言葉が似合うのはいない。それほど、各ポジションの陣容は充実している。
GKイサクションは17歳でユベントスで引き抜かれた逸材。残念ながらそこでは出番が無かったものの、移籍先のレンヌでは安定感溢れるセービングで大活躍。199センチの長身でハイボールを制し、ただでさえ平均身長の高いスウェーデンに更なる安定感をもたらしている。
ディフェンスでは、センターバックのメルべりはプレミアリーグでも有数のハードマーキングディフェンダー。相棒のルチッチはユーロ2000、2004で大舞台を経験しており、サイドバックもこなすユーティリティープレイヤーだ。左サイドバックのエドマンも、精度の高い左足と躍動感溢れるオーバーラップには定評がある。
ミッドフィールダーに目を移そう。左右のハーフ、ウィルヘルムション、リュングベリの切れ味は出場国の中でもトップクラスかもしれない。共に独力で局面を打開するドリブルと、時にゴールを陥れる突破力が魅力。
個人的に注目して欲しいのは、ボランチの位置に入るリンデロート。プレミアリーグの水には馴染めなかったのか、今はデンマークへ「都落ち」しているが、的確な散らし、危機を未然に察知する判断力とバランサーとしての能力は素晴らしい。彼が心臓として機能すれば、チームが循環障害になることはないだろう。
若い頃から天才と褒め称えられ、孵化の時を今か今かと待ち侘びられているシェルストレームは、スベンションからトップ下のポジションを奪えるか難しいところ。ただ、出番があれば是非見て欲しいプレイヤーだ。
そして最後がフォワード。ユベントスの荒ぶる怪物イブラヒモビッチ、バルセロナのゴールマシーンラーション、この2人は資質的に補完性が抜群に良い。
長身を武器に的確なポストワークを遂行し、高いキープ力とチャンスメイク力、アクロバティックなプレーがイブラヒモビッチの持ち味ならば、類稀な嗅覚で決定機を悉く沈めるのがラーション。2人に共通する勝負強さも、スウェーデンらしさの骨頂と言えよう。
決勝トーナメント進出は当然、94年大会の3位にどこまで近づけるか。今回のスウェーデンにかかる期待値は、そこまでのものだ。
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