2008年 12月 の記事 (3件)

近頃では、食品に関する偽装表示など品質管理が問われる事件やニュースが、次々と明らかになってきています。
とくに「赤福餅」などの老舗が起こした消費期限偽装事件は、消費者に衝撃を与えた事件となりました。


国内における偽装事件は、製造日や消費期限を改ざんするケースが多く見られます。
伊勢土産として全国的に有名な「赤福餅」は、何年も前から消費期限をしていたことが発覚し、老舗の信頼を裏切るような行為だと、広く報道されました。


それでは、この消費期限とは、賞味期限とどのような違いがあるのでしょう。
賞味期限と消費期限については、日本農林規格(JAS法)などでそれぞれ定められています。


「賞味期限」は、即席めん類やスナック菓子、清涼飲料水などでよく見られます。
コンビニやスーパーなどでは、賞味期限切れの食品は販売できません。


賞味期限とは、開封しない状態で、その食品を正確に保存した場合、十分に品質と味が維持できると認められた期間です。
つまり、その食品をおいしく食べることができる期間、ということです。


このことは、食品衛生法やJAS法で定められています。
一般に賞味期限は、長期保存に向いている加工食品に用いられています。


一方、消費期限は、正しい保存方法において、品質が劣化し安全性に欠ける恐れがない、と認めることができる期間です。
つまり、安心してその食品を食べることのできる期限だと言えます。


このことから、賞味期限を偽装するよりも、消費期限を偽装したケースの方が、危険であるうえに悪質だということになります。

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2008 12/29 18:03:04 | 食品偽装問題について
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デパートやスーパーなどの流通業者は、消費者からの苦情をなるべく防ぐために、賞味期限を過剰なまでに短く設定するようにしています。


まず、商品を納入する食品メーカーなどに対して、本来の正しい賞味期限よりも、かなり短く賞味期限を設定させるようにし、その賞味期限が近づいてきたら、メーカーにその食品を返品してしまうのです。


ある食品メーカーでは、返品されてきた食品を、新しい食品の中にわからないように混ぜて、包装し直して再び出荷するという偽装を行っていました。
偽装を行なっていたメーカーの担当者は、「まだ充分食べられる食品を捨ててしまうのは、もったいなかった」と言ってたそうです。


もちろん、返品されたはずの食品を、再包装してまた販売するという行為は、絶対に許されないことです。
しかし、まだ充分に食べることができるものなのに、賞味期限になる前に返品して、廃棄してしまうという流通の仕方にも、大きな問題があるとは言えませんか?


デパート内のテナントなどにおいては、賞味期限の残り期間が近づいたら即廃棄するようにと、指導を行なっているところもあるようです。
まだ賞味期限になってもいない食品を、廃棄しないといけないテナント側は、情けないと思いながらも、どうすることもできないのでしょう。


また、テナント側は、このような無駄が発生することを見込んで、価格を設定しないといけないので、そこでかかるコストは消費者が負担することになります。


しかし、店によっては、賞味期限が近づいているものは、消費者にその旨を伝えて、値下げをして在庫を残さないなど、販売者と消費者の両者が納得できる方法で、無駄をなくすように販売方法を工夫しているところもあります。


矛盾だらけの社会を作らないためにも、そのような努力を心がけて欲しいものです。

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2008 12/26 07:19:47 | 食品偽装問題について
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ここ数年の間で、食品に関する偽装問題が、かなり目立っています。


肉に関わる偽装は、ブランド地鶏に偽ったブロイラーから、牛肉の産地偽装まで多岐に渡ります。


鶏肉の産地偽装やブランド地鶏として偽装した問題は、決して許されることではないですが、命や体に大きな悪影響を与えるケースは少ないようです。


しかし、牛肉においては、未だ解決に至っていないBSE問題があります。
この問題に関しては、だまされてがっかりするだけではなく、命の危険性に関わることなので、神経質にならなければなりません。


だからといって、すべての牛肉が危険であるわけではありません。
安全を第一に飼育を行なっている牧場も、もちろんたくさんあります。


最近では、牛が生まれてから出荷されるまで、飼育されてきた記録を確認できる「トレーサビリティ」というシステムを提供しています。
また、飼育中に使用された薬の種類まで、明確に知ることができるので、豚肉や鶏肉はもちろん、特に牛肉に関しては、トレーサビリティによって詳しい情報を知ることができるものを買うようにすると良いでしょう。


それでは、少しでも、食品偽装から大切な家族を守るポイントを、いくつか挙げてみましょう。


・まず、極端に安い食品は、どうしてそんなに安いのかをよく考えてみて、不安に感じる場合は買わないようにしましょう。
・できるだけ、トレーサビリティを提供している食品を、購入しましょう。
・生産者の顔がわかったり、連絡先が書かれていたりするものを購入しましょう。
・表示を確認して、添加物が多く含まれているものは避けましょう。
・ブランドだから安全であるとは限らないので、ブランド名だけに振り回されないようにしましょう。
・なるべく、加工品は避けて手作りにし、素材から安全なものを選びましょう。
・新聞やニュースなどから、食品偽装に関する情報をこまめにチェックしましょう。


上記の内容を守れば、絶対に大丈夫とまではいきませんが、これらを気にしているだけでも、必ず違いが出てくるはずです。
大切なお子さんや家族を守るためだと思って、今日からさっそく実行していきましょう。

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2008 12/20 14:14:06 | 食品偽装問題について
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