みなさんは、『春』といったら、どんなイメージをお持ちですか?
今日紹介するヴィヴァルディの『春』、正確には”ヴァイオリン協奏曲集《四季》より『春』”ですが・・。
この曲の始めのメロディーをちょっと思い出してみてください。
知らんなぁって思っていても、聞いてみると”あ〜あれかぁ!”って、たぶんどなたでも思い出すと思いますよ。
それくらい有名な曲です。
実はこの曲には、ヴィヴァルディがつけた14行詩の"ソネット”がついていて、この始めのメロディーは≪春がやってきた!楽しげに≫って言ってるんです。
ソネットと照らし合わせて音楽を聴くと、イタリアの春、それもヴィヴァルディの時代の春をこの詩と曲で感じることができるのです。
実にうまく詩をそのまま音楽にして表現しているんで、これを知るとこの作品がなんでこんなに名曲として親しまれているのかがよくわかると思います。
第1楽章
春がやって来た。楽しげに
小鳥は幸せに満ちた歌を歌い、喜んで春を迎える
泉はそよ風に誘われて
甘いせせらぎの音をたてる。そのうちに
空は黒雲に包まれ、稲妻がとどろき
雷鳴が春の到来を告げる
やがて嵐は去り、小鳥が再び
喜びの歌声をあげる
おもしろい演奏を紹介します。こちらはピアノ4台で4人のアンサンブルで春を演奏しています。
同じ楽器で2人でもなかなか合わないのに、4台4人でばっちり!すごいですよ・・・。
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