更年期とは、医学的には「卵巣のはたらきが衰え、
最終的にそのはたらきが停止するまでの期間」と
言われています。

一般的に、50歳前後に閉経を迎えるので、
その前後約10年間が、更年期にあたり
「閉経する時期」とか、「妊娠可能な期間を終える時期」
ともいえるでしょう。


更年期が始まる年齢には40歳すぎから45歳前後が
ひとつの目安になりますが、個人差があります。


また、更年期は、いろいろな病気が起こりやすい時期とも
いわれています。


人それぞれに症状が異なりますが、早めに専門医の
診察を受けてみるのが良いでしょう。

更年期に見られる症状としては、

・ホットフラッシュ（のぼせ・ほてり）・手足の冷え
・多量の発汗
・めまい
・耳鳴り
・動悸・息切
・皮膚や粘膜の変化による症状しみ・しわ・かさつき
・白髪・抜け毛
・口内の乾き
・卵巣の変化による症状膣炎等があげられます。


また、閉経後はエストロゲンの低下により、
心筋梗塞や動脈硬化などの心臓・血管系疾患の
危険性が大きくなります。

１，ホルモン補充療法

ホルモン補充療法とは、更年期障害の原因となっている、
ホルモン不足を補う治療方法になります。


２，漢方薬

年期障害の治療法の一つに、「漢方薬」があります。

更年期障害の症状によって、効果のある漢方薬は
異なってきますので、事前に医師や薬剤師に相談して、
症状に合う、効果的な漢方薬を選びましょう。


３，心理療法

更年期障害の症状には、身体の変調（ホットフラッシュ
など）だけではなく、
心理面に現れる症状“イライラ”“不安感”“うつ状態”
などもあります。

心理療法は、精神的なものが原因で起こる、
更年期障害の症状に対して行われる治療です。