地元のお祭り「
えんこう祭り」は、毎年6月の第2土曜日の夕刻より開催されます。
今年は、心配されたお天気も何とかもち、予定通り昨夜開催されました。
この「
えんこう」とは、古くから土佐に伝わる
河童によく似た妖怪で、子ども達が川遊びをしていると、足をつかんだりして悪戯をします。
キュウリが好物で、
鹿の角が大の苦手!
地元では、古くから、川で水難事故が起きないように、
菖蒲でできた
社に「
えんこう」の好きな
キュウリと
お酒を奉ってお祭りを行ってきました。
「
えんこう祭り」は、南国市前浜から久枝(下島)にかけての後川沿いにある、それぞれの地区に架かる橋のたもとで行われます。
ここが私の地元の会場になる「
大湊泊地跡」です。
その昔、「
土佐日記」で有名な
紀貫之が立ち寄った港として公園化されました。
橋には提灯を上げます。
日が暮れると、提灯の明かりが川面に映って美しい光景となります。
そして、メインの花火!
昔は、男の子だけのお祭りでしたが、少子化のためか、いつからか女の子も一緒にやるようになりました。
この祭りは中学三年生が「
大将」となって仕切ります。
草刈りから寄付集め、花火の購入...etc
もちろん大人も手助けはしますが、すべて
大将の責任のもと事が運びます。
昔から、こうして
リーダーシップを養ってきました。
昔は紙の提灯にロウソク、よその地区へ花火を持って攻めに行き、提灯をゆらして燃やしたりしました。
いまはほとんどの地区がロウソクの変わりに電球になり、よその地区へ攻めに行くことも無くなりました。
なんか、心なしか寂しいような気もします。
でも、伝統の行事はいつまでも絶やすことなく残していきたいものですね。
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