ウルトラセブン第十二話「遊星より愛をこめて」です。

ウルトラシリーズで封印された唯一の作品です。

大宇宙の中で爆発が起こります。

ウルトラホーク2号でパトロール中のアマギ隊員は地球防衛軍基地へ
「放射能が若干多く検出された」と報告していました。

基地ではキリヤマ、フルハシ、ソガ、ダンが放射能の恐怖と平和について話していました。

それから地上では若い女性達が次々に貧血のような症状を起こして倒れて、そのまま亡くなるという奇怪な事件が起こっていました。

そして倒れた女性は全員、製造会社名も何も入っていない奇妙な腕時計をしていたのです。
またその腕時計は、地球の物ではない金属で作られていたのです。

亡くなった女性達の症状は「原爆病」に似ていました。

その頃アンヌは友人のサナエの家を訪ねていました。
サナエはアンヌの姿を見ると笑いますが、折り悪くちょうど出かけるところでした。

サナエはこれからデートなのでした。
そしてサナエは腕時計を見るのですが、その腕時計はあの亡くなった女性達がはめていた時計と似ていたのです。
弟のシンイチの話だとその時計は、これから会うデート相手の男性にもらった物だということでした。

地球防衛軍基地ではまた例の腕時計について、科学班から新たな分析結果が提出されていました。

構成金属は地球上には無いスペリウムではないかということでした。
それから時計内部にあった微粒子を分析したところ、人間の血液であり、白血球を結晶化したものであるらしいのです。
これはやはり宇宙人の技術と影がうかがえました。

そこへアンヌが戻って来ます。
そしてサナエの例の時計とサナエが持っていたものが似ていることに気づきます。

アンヌはそのことを報告しました。

それから数日後アンヌは、ある喫茶店で、サナエと彼女の交際相手のサタケという男に会っていました。

サナエに電話が入り席を外している時、アンヌはサタケにその腕時計をどこで購入したかを尋ねました。
するとサタケは何故か口ごもりはっきりと告げません。

「そういえば彼女きょうは腕時計をしていなかったなぁ」とも言いました。

そこへサナエが慌てて戻ってきました。
弟のシンイチが通っている小学校で倒れたというのです。

三人が駆けつけるとシンイチはソフトボールをやっている時に急に倒れ、保健室で寝かされていました。
ただその腕にはあの腕時計がはめられていました。
シンイチは姉の腕時計を無断で借りていたのです。

でもかなり回復しており、またすぐグラウンドへ飛び出して行きました。
「取り戻そう!」とサタケもなぜか固執するように言い、サナエとともにシンイチの後を追いかけていきました。

アンヌはそのようすにますます不審に思います。
そしてキリヤマに報告すると、キリヤマは二人を尾行するように命じます。
またダンを応援に出しました。

シンイチから時計を取り返した後、デートを楽しむサタケとサナエ。
アンヌも私服で、スーツ姿で現れたダンと合流し、カップルを装って二人を見張りました。

するとサタケはサナエに何か言って一旦腕時計を外させ、隙を見て別の物とすり替えました。
しかしダンとアンヌはこれを、見逃しませんでした。

やはりサタケは何かを知っているようです。

サナエとサタケはやがて別れたのですが、ダンとアンヌはサタケの方を尾行しました。

サタケはある建物の中に入っていきます。
その中で数人の男達が何やら話しあっています。

彼らはやはりスペル星人という宇宙人でした。
そして血液を集めていたのです。

スペル星人達はサタケが持ってきた血液が一番純度が高いことに驚きます。
その血液はシンイチの物でした。
そして彼らは子供の血液を狙う計画をたてるのでした。

アンヌが報告に戻ります。
キリヤマ達もサタケ達を宇宙人だと疑い始めました。

スペル星人達は
「ロケットの絵を描いて腕時計をもらおう」というチラシを配ります。
すると大勢の子供達が集まってきました。

それを必死に止めるウルトラ警備隊員達。

突然あの建物が爆発します。
そして一人のスペル星人がその本来の姿をそのうえ巨大化させて現れました。

スペル星人は、スペリウム爆弾の実験のため、その放射能で彼等の血液が著しくおかされました。
そしてそれに代わるものとして、地球人の血を狙っていたのです。

そのスペル星人は
「我々はやがて大挙して地球へ押し寄せる」と勝ち誇るように宣言するのでした。

ウルトラホーク1号が飛んできました。
スペル星人は宇宙船を飛ばし、自らも飛び上がり激しい空中戦となりました。

スペル星人の目から怪光線が放たれて、ウルトラホーク1号に命中。
ホーク1号は不時着しました。

その頃サタケはシンイチを氷川貯水池へ連れ出していました。
アンヌとソガが駆けつけサナエとともに後を追います。
その車中でアンヌはサナエに事件の真相を話しますが、サナエはなかなか信じようとしませんでした。

不時着したホーク1号も修理を終えて、氷川貯水池に向いました。

氷川貯水池では、アンヌ達はサタケに追いつき、シンイチを助けます。
ソガがサタケを射撃しました。

するとサタケは巨大なスペル星人に変身しました。

ウルトラホーク1号とダンが操縦するウルトラホーク3号が駆けつけます。
スペル星人もまた宇宙船を飛ばして、激しく闘い始めました。

スペル星人はまたあの怪光線を目から発射、今度はウルトラホーク3号に命中します。
墜落するホーク3号。
ダンはここで、ウルトラセブンに変身、スペル星人にぶつかります。

夕陽をバックに激しく闘う両者。
宇宙船もウルトラセブンを攻撃してきました。

宇宙船はバリヤーを張り、ホーク1号の攻撃を受け付けません。
そしてフラッシュ攻撃でウルトラセブンを攻撃します。

ウルトラセブンは苦戦しながらも、ウルトラリングで宇宙船のバリヤーを破壊します。
その機を逃さずにホーク1号が攻撃、見事に円盤を爆破しました。

形勢不利とみたスペル星人は逃げようとしましたが、ウルトラセブンはすかさずアイスラッガーを投げつけ、倒しました。
ここにスペル星人の野望はついえさったのでした。

なかなかいい作品というか、アダルト向けですね・・・。

「ウルトラマン」でフジ隊員を演じられた桜井浩子さんが、ゲスト出演されています。

フジ隊員とアンヌ隊員のヒロイン共演という有名な作品であります。

脚本   佐々木守
監督   実相寺昭雄
特技監督 大木淳

実相寺監督らしい、演出もけっこうありましたね。

スペル星人の隠れ家の建物は世田谷にあった「百窓」あるいは「百目ビル」という名前で呼ばれていたそうですね。

ウルトラセブン第十二話「遊星より愛をこめて」です。

ウルトラシリーズで封印された唯一の作品です。

大宇宙の中で爆発が起こります。

ウルトラホーク2号でパトロール中のアマギ隊員は地球防衛軍基地へ
「放射能が若干多く検出された」と報告していました。

基地ではキリヤマ、フルハシ、ソガ、ダンが放射能の恐怖と平和について話していました。

それから地上では若い女性達が次々に貧血のような症状を起こして倒れて、そのまま亡くなるという奇怪な事件が起こっていました。

そして倒れた女性は全員、製造会社名も何も入っていない奇妙な腕時計をしていたのです。
またその腕時計は、地球の物ではない金属で作られていたのです。

亡くなった女性達の症状は「原爆病」に似ていました。

その頃アンヌは友人のサナエの家を訪ねていました。
サナエはアンヌの姿を見ると笑いますが、折り悪くちょうど出かけるところでした。

サナエはこれからデートなのでした。
そしてサナエは腕時計を見るのですが、その腕時計はあの亡くなった女性達がはめていた時計と似ていたのです。
弟のシンイチの話だとその時計は、これから会うデート相手の男性にもらった物だということでした。

地球防衛軍基地ではまた例の腕時計について、科学班から新たな分析結果が提出されていました。

構成金属は地球上には無いスペリウムではないかということでした。
それから時計内部にあった微粒子を分析したところ、人間の血液であり、白血球を結晶化したものであるらしいのです。
これはやはり宇宙人の技術と影がうかがえました。

そこへアンヌが戻って来ます。
そしてサナエの例の時計とサナエが持っていたものが似ていることに気づきます。

アンヌはそのことを報告しました。

それから数日後アンヌは、ある喫茶店で、サナエと彼女の交際相手のサタケという男に会っていました。

サナエに電話が入り席を外している時、アンヌはサタケにその腕時計をどこで購入したかを尋ねました。
するとサタケは何故か口ごもりはっきりと告げません。

「そういえば彼女きょうは腕時計をしていなかったなぁ」とも言いました。

そこへサナエが慌てて戻ってきました。
弟のシンイチが通っている小学校で倒れたというのです。

三人が駆けつけるとシンイチはソフトボールをやっている時に急に倒れ、保健室で寝かされていました。
ただその腕にはあの腕時計がはめられていました。
シンイチは姉の腕時計を無断で借りていたのです。

でもかなり回復しており、またすぐグラウンドへ飛び出して行きました。
「取り戻そう!」とサタケもなぜか固執するように言い、サナエとともにシンイチの後を追いかけていきました。

アンヌはそのようすにますます不審に思います。
そしてキリヤマに報告すると、キリヤマは二人を尾行するように命じます。
またダンを応援に出しました。

シンイチから時計を取り返した後、デートを楽しむサタケとサナエ。
アンヌも私服で、スーツ姿で現れたダンと合流し、カップルを装って二人を見張りました。

するとサタケはサナエに何か言って一旦腕時計を外させ、隙を見て別の物とすり替えました。
しかしダンとアンヌはこれを、見逃しませんでした。

やはりサタケは何かを知っているようです。

サナエとサタケはやがて別れたのですが、ダンとアンヌはサタケの方を尾行しました。

サタケはある建物の中に入っていきます。
その中で数人の男達が何やら話しあっています。

彼らはやはりスペル星人という宇宙人でした。
そして血液を集めていたのです。

スペル星人達はサタケが持ってきた血液が一番純度が高いことに驚きます。
その血液はシンイチの物でした。
そして彼らは子供の血液を狙う計画をたてるのでした。

アンヌが報告に戻ります。
キリヤマ達もサタケ達を宇宙人だと疑い始めました。

スペル星人達は
「ロケットの絵を描いて腕時計をもらおう」というチラシを配ります。
すると大勢の子供達が集まってきました。

それを必死に止めるウルトラ警備隊員達。

突然あの建物が爆発します。
そして一人のスペル星人がその本来の姿をそのうえ巨大化させて現れました。

スペル星人は、スペリウム爆弾の実験のため、その放射能で彼等の血液が著しくおかされました。
そしてそれに代わるものとして、地球人の血を狙っていたのです。

そのスペル星人は
「我々はやがて大挙して地球へ押し寄せる」と勝ち誇るように宣言するのでした。

ウルトラホーク1号が飛んできました。
スペル星人は宇宙船を飛ばし、自らも飛び上がり激しい空中戦となりました。

スペル星人の目から怪光線が放たれて、ウルトラホーク1号に命中。
ホーク1号は不時着しました。

その頃サタケはシンイチを氷川貯水池へ連れ出していました。
アンヌとソガが駆けつけサナエとともに後を追います。
その車中でアンヌはサナエに事件の真相を話しますが、サナエはなかなか信じようとしませんでした。

不時着したホーク1号も修理を終えて、氷川貯水池に向いました。

氷川貯水池では、アンヌ達はサタケに追いつき、シンイチを助けます。
ソガがサタケを射撃しました。

するとサタケは巨大なスペル星人に変身しました。

ウルトラホーク1号とダンが操縦するウルトラホーク3号が駆けつけます。
スペル星人もまた宇宙船を飛ばして、激しく闘い始めました。

スペル星人はまたあの怪光線を目から発射、今度はウルトラホーク3号に命中します。
墜落するホーク3号。
ダンはここで、ウルトラセブンに変身、スペル星人にぶつかります。

夕陽をバックに激しく闘う両者。
宇宙船もウルトラセブンを攻撃してきました。

宇宙船はバリヤーを張り、ホーク1号の攻撃を受け付けません。
そしてフラッシュ攻撃でウルトラセブンを攻撃します。

ウルトラセブンは苦戦しながらも、ウルトラリングで宇宙船のバリヤーを破壊します。
その機を逃さずにホーク1号が攻撃、見事に円盤を爆破しました。

形勢不利とみたスペル星人は逃げようとしましたが、ウルトラセブンはすかさずアイスラッガーを投げつけ、倒しました。
ここにスペル星人の野望はついえさったのでした。

なかなかいい作品というか、アダルト向けですね・・・。

「ウルトラマン」でフジ隊員を演じられた桜井浩子さんが、ゲスト出演されています。

フジ隊員とアンヌ隊員のヒロイン共演という有名な作品であります。

脚本   佐々木守
監督   実相寺昭雄
特技監督 大木淳

実相寺監督らしい、演出もけっこうありましたね。

スペル星人の隠れ家の建物は世田谷にあった「百窓」あるいは「百目ビル」という名前で呼ばれていたそうですね。













2011 06/20 22:22:26 | none | Comment(0)
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