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2005年 02月 27日 の記事 (1件)


夫婦の問題でとりわけ厄介なのが、配偶者の一方にサディズム的傾向やマゾヒズム的な傾向がある場合です。

サディズム、あるいはサディストと聞くと、一般的には、その該当人物がいかにも暴力的で怖い人間であると考えることが多いようです。

実は、サディズム的な傾向のある人は、一般の社会の中で生活しているときは、出来るだけその様な傾向を隠そうとしますので、意外と優しい人とかおとなしい人とか、いわれる場合の方が多いようです。

現在の一般的に受け入れられている社会生活を考えていただければ分かると思いますが、もしサディスト的な傾向があると思われてしまえば、職を失うであろうし、生活が出来なくなってしまいますので、出来るだけ本性は隠すということになります。

しかし、社会一般からよく見えない場所、例えば家庭内とかある種のサークルとかということになれば、そのような傾向を出したとしてもなかなか分からないということになります。

一般的にDVと言われているものの中には、サディスト的な傾向のあるものが配偶者や子に対し、サディスト的な傾向をあらわにしていると思われるものもあります。

ただ気をつけていただきたいのは、暴力を振るうからサディスト的な傾向にあるとは言えないことです。

サディスト的な傾向のある人は、相手を支配しようとします。しかし、理由は別の理由をつけることが多いものです。
例えば、お前がしっかりしないからとか、お前はだめな人間だとか、何らかの相手の人間性を否定することも多いようです。

ともかく、サディスト的な傾向のある人は、自分が支配できる人間が必要です。それが妻であろうが子であろうが構いません。
そしてただ単に支配するということだけではなく、その様な存在を必要とする点で、単に暴力的な人とは異なります。

サディスト的な配偶者が他方の配偶者を暴力で支配するとは限りません。精神的に支配しようとすることの方がどちらかと言えば多いような気がします。

もちろん、サディズムやマゾヒズムは性的な関係に現れるようですが、そればかりではないので注意が必要です。

サディズム的な傾向のある人は、支配する人間が必要なのですが、それはその様な人間がいないと自分が生きていけないからだと言われています。つまり、支配する人間に依存をしていると言うことになります。決して、独立した人格を持つ強い存在の人間ではありません。

もっとも、夫がサディズム的な傾向のある人間であり、妻はマゾヒズム的な傾向のある人間であれば、それはそれで上手くいく可能性があります。

しかし、どちらかだけにサディズム的な傾向やマゾヒズム的な傾向がある場合には、ある意味で正常な方の配偶者は、大変苦しむことになりましょう。

一般の社会生活上におきましては、あの人はサディズム的だとかマゾヒズム的だとかは言うことは出来ません。それは、人権の侵害や名誉毀損になりうるでしょう。

また、もしその様な傾向のある人が病院で診察してもらいましても、サディズムだとかマゾヒズムだとかいう言葉は出てこないでしょう。

もし家庭の中で、自分自身が配偶者からがんじがらめに支配されていると感じ、自分は支配されるのが嫌だと思うときは、その配偶者から離れてしまった方が良い場合もあると考えられます。

このような判断は誰もしてくれません。ご自分で判断をされるしかないでしょう。

私が相談を受ける中で、相談者の配偶者がサディズム的な傾向やマゾヒズム的な傾向があると思ったときでも、その様な言葉を使わずに、別の言葉で相談者にお答えしています。

人を信じることは非常に大切です。特に配偶者を信じることはこの上もなく大切でしょう。

しかし、どうしてもおかしい、苦しい、動けない、人格を否定されるというようなことが長年続くのであれば、尋常でないと思っても良いかもしれません。
2005 02/27 17:07:42 | 離婚 夫婦問題 | Comment(0)
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