あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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昨日は、母が辰野から飯田に来て、寝てばかりいるので近くのアップルハイツと言うデイケア施設にお願いして体験入所をしました。9時頃お迎えの車が来ると言うので、妻が前日から用意する物一覧表を見ながらすべて揃え、母は朝食が終った8時半頃から、玄関先で待っていました。少し緊張しているようです。
9時ちょっと前に車が来て出かけました。アップルハイツと言う施設は、先日妻の還暦祝いのとき私達が泊り込みで出かけたことから、ショートステイをお願いしたことがあり、母は気に入っていたので心配はしなかったのですが、それでも今日は運動をすると言うので少し緊張していたようです。
4時半ごろ帰ってきたのでどうだったか聞いたところ、今日は運動をせず編み物をしたと言うことで、編み物の好きだった母は気に入った様子でした。
この編み物については、数日前事前調査と言うことで、職員さんが聞き取り調査に家に来て母の好きなことやりたいことを記録していたのでそれに基づいて計画してくれたものと思います。
食事については、糖尿病食と言うことだったのですが母には食べ切れなかったそうです。
アップルハイツの受入れ能力の点から、週1回が限度とのことですが、できれば週2回ぐらい運動を兼ねてやってもらえれば母のためには良いのですが、やむ得ないので、週1回の温泉行きと、もう1回は私が車椅子を使い連れ出して、多少の自立歩行をしてもらい運動不足を補うことにしました。辰野の家にいれば、廊下が長いので廊下を行ったり来たりして運動できていたのですが、飯田の我家は狭いのでこれができません。
それにしましても、この制度はご老人に取っても家族に取っても良いことだと思います。リハビリの専門家の指導で運動ができますし、院内ドクターさんもいて何か変なところがあれば診断して来るそうで、家にこもりっきりよりはるかにご老人にとっては良いですし、家族にとっては、この日に買出しなどできます。
気丈な母だったのですが、今は一人になることが怖いらしく、いつでも呼んだ時すぐ来て欲しいようです。水やお湯は枕元においてあるのですが、それらが切れた時などは、一人でお湯を沸かしたり、水を運ぶと言うことが、躓いて転びはしないかとか、火の不始末をしないかとか、水をこぼしてしまわないかと言うような心配をしているようです。
よくお姑さんの看護で、お嫁さんが参ってしまうと言う話を聞きますが、こう言う制度を利用すれば、1時的にしても体と気が休まります。
我家では、妻は勤めで私は自営業で家にいるので、お茶を入れたり、お湯を補給するなどは昼間はできるので良いのですが、それでも、図書館やフィットネスクラブに行く時などは妻が帰ってきてからと言う制約ができたのですが、昨日はほぼ1日制約が無く自由に出来ました。
昨日ご紹介した阿南町社会福祉協議会様のHPと出会い社会福祉についての知識が増えてきたのですが、今回自分の母の介護と言うことで、実践的な知識が増えてきました。
農家や商家の多いこの地方では、働ける者は働かなくてはやっていけませんので、昼間ご老人を見てくれる所があると言うことは、大助かりです。昨日も書きましたが後数年もすれば、食糧輸入ができなくなって、あらゆる農地の有効利用をせざるを得なくなり、したがって農家には農業に精出してもらわないとどうにもならなくなると思いますので、今から農業地帯のインフラ整備として、ご老人を受入れ可能な体制を作っていく必要があると感じた次第です。
食べるものが輸入できなくなったら、農産物については農家だけが頼りになりますから、こう言うところの整備は、国民全体のためにも必要になると言うわけです。
こう言う状況の中で、今の自民党・公明党はどのように考えているのでしょうか。何だか目先のことしか頭に無いのではないかと思ってしまうのですが皆様いかがでしょうか。
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