あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
これはオートメレビュー社の総合研究所所長、白岩禮三氏のオートメ論評(6月18日)に書いてあった記事ですが、

ローマ滅亡の原因のは、「少子化」、「貧富の差の拡大」、「コンクリート建造物の劣化」であると言われています。

今の日本はまったく似通った状況だというのです。東京大学名誉教授小林一輔氏は、著書「コンクリートの文明誌」の中で「人類史上初めてコンクリートの巨大建造物を手がけたのはローマ人だったが、造りすぎに伴う膨大な管理費用によって財政は破綻した。」

東京大学の名誉教授故弓削達氏は、著書の中で「ローマ帝国はアッピア街道を手始めに、その後600年間に延8万5千kmにおよぶ372本の幹線道路を張り巡らした。」「これはアメリカ合衆国の高速道路の総延長8万8千kmにさえ匹敵するほどの堂々とした規模である。」ローマ帝国は文字通りの「公共事業天国」であったとしています。

一方日本はどうかと見ますと、内閣府の「日本の社会資本2007」によりますと、日本の社会資本は1953年(18兆円)、72年(110兆円)、83年(300兆円)、95年(500兆円)、03年(700兆円)。欧米は1世紀かけて国土整備をしたが、日本は半世紀でした。この結果、整備補修が21世紀前半に集中してくる。この頃少子高齢化は一層進み、35年頃には、生産人口が現在より2千万人減り、一方社会保障費は増え続け2030年には、国と地方の債務はGDP比で200%を突破するとのこと。

深刻な人口問題と、絶望的な財政悪化に加えてコンクリート構造物の補修が3重苦となって日本社会にのしかかると言う事です。

具体的な説明は長くなりますので日を分けてご紹介します。

また、この記事をお知り合いの方々にもご紹介していただければ日本がローマのようにならないために役立つことと思います。

なお、度々ご紹介しているオートメレビュー社のオートメレビューと言う新聞は、年間購読料15,300円ですが充分価値があります。皆様も日本と世界の政治経済にご関心がある方はご購読されると良いと思います。

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2008 06/27 05:20:19 | none | Comment(0)
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