あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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昨日お世話になったご近所の奥さんのお葬式がありまして、お組合と言うことでお葬式のお手伝いに行ってきました。昔はてんぷら料理から始まって式一切を取り仕切ったものですが今では葬儀屋さんが取り仕切っていて、駐車場の整理、茶菓子の接待、香典帳作りの一部の手伝いぐらいしかなくなりました。私は香典帳作りの一部をお手伝いしたのですが、これがすごい。
親族の方が受け付けた香典袋を後ろの部屋にいて、現金額の確認、それを袋の裏の一番見易い位置に転記。ここまでが私たちの仕事で、葬儀会社の機械に派遣会社から送られてきた人が袋を機械に入れ、袋に書かれた金額を打ち込む。そうするとカメラが袋の前面に書かれた氏名をカメラで撮影し、入力された金額と一つにして保存。その後、香典帳用紙に氏名、金額を印刷してお金と一緒に喪主に渡すのだそうです。
この作業をじっと見ていて思ったのですが、この方式と同じく、南信州の数ある農産物直売所で、朝取れたての農産品を写真に撮って、農産物販売所のHPに今日の入荷品一覧と言うようなページで宣伝してくれたら、今日はどこの販売所に行ってみるかと迷うことなく、パソコンで入荷品を確認してから出かけることが出来て非常に都合が良いわけです。
今では行って見なくてはわからないという事で、無駄足を運ぶことも多いのですが、これからのニューエコノミー時代、そんなのんびりしたことをやっていたのでは、到底追いついていけなくなると思います。20世紀でさえも時は金なりといって時間を大事にしていたのですが、これからの時代は一層そういう傾向が強まり、20世紀には情報の伝達が電話やファクシミリでゆったりしていましたが、今ではインターネットの普及により一瞬で情報伝達が全世界中にできる世の中になったので、動きが20世紀と比べて比較にならないほど早くなりました。
仕事をたくさんするためには、移動時間は最大限減らしてお金になる仕事の時間を増やさないといけないわけですから、パソコンの前に座って必要な情報をいち早く探し出し、必要な手を打って行動に移る。あるいはお客様に新鮮な情報を提供することによりお客様に無駄なことをさせない。こういったサービスが出来るお店が貴重がられて繁盛するのではないでしょうか。今でも直営販売所に農民の方が農作物を持ち込み、バーコード機で値段と生産者の記録を自分で発行して袋に貼り付けると言う作業をしているのですからシステムさえ作れば出来ない話ではないと思います。
最近セブンイレブンではお弁当の見切り販売が認められたと言うことですから、見切り販売品を同じようにホームページに掲載して、集客サービスに応用できると思います。お弁当を買おうとする人で若者ならほとんど携帯電話を含めてインターネット接続していると思われますから、携帯用ウェブページで宣伝するとか、メールでお知らせするとか、いち早く情報を発信できれば商売に繋がってくるのではないでしょうか。これはセブンイレブンばかりでなくあらゆるスーパーでも使える手です。
観光地でも旅館でもより生の情報をいち早くお客様にお知らせし、少しでも関心のあるお客様を見込み客にして、ちょっとでも足を運んでもらい、リピーターになってもらえるような努力が必要だと思います。そのためにはお客様に情報を簡単に発信し見ていただける環境作りが必要なのではないでしょうか。
以上のようなことで、お世話になったご近所の奥さんのお葬式でも新しいことに気がつく機会を与えて頂きありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
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