あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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水窪町は152号線に沿った細長い町で、中央より少し南に水窪小学校に登っていく道があり、小学校の上に八幡神社があって、昔は2日今は1日かけて街を練り歩くのだそうですが、この行列の先頭を歩く獅子の頭を被った踊りは初めて見るものでたぶん皆様も見たことが無いと思いますのでご紹介します。先頭は笛を吹く二人の男性で、この後に、いろいろのものを持ったり、きんきらきんのお社を積んだ車を何人かのご老人が押し上げていました。確かにこれはご老人には荷が重過ぎると思いました。 この後、街の最南端まで行き、町の再北端までゆっくり歩いてお祭を楽しみながら帰ってきたのですが、老いも若きも皆それぞれに楽しんでいました。同級生の一団なのか、若い背広姿の男性は酔っ払って足がふらついていて祭り姿の粋な女性に手を引っ張られて「祭だ祭りだ今日はいくら飲んでも良いら」といいいながら気分最高と言った風情で歩いていました。私が羨ましいなあと言ったら、前を行く若い男性の一群に、この人(私)にも酒を出してくれと、言ってくれたのですが、残念ながら運転をしなければいけないのでお断りして先に行きました。いい雰囲気だと思いましたのは、このとき若い女性が恥ずかしがって手を離したので、今時手を離す女性はあまり見られませんので、まだまだ良いところが残っているなあと思ったことです。
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