あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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最悪のシナリオばかり考えているとそこまで考えなくても良いのではないかと言う方もいられると思いますが、現在進行中のことを見ましても、山奥の町や村の保存が大事だと思うことがあります。 国敗れて山河ありとは、戦いの勝ち負けでなく、戦争が続き、国土が荒廃しても、時期が来れば草木は青々と茂り・・・と言う歌だそうですが、今回は物理的戦争ではなく、経済戦争で国内経済が混乱し、家庭が崩壊していっても、あの故郷があればなんとかなると言うことを言いたかったのです。 新聞で読んだのですが、アメリカのトフラーと言う学者が現在のアメリカの状況ということで「中産階級の生活水準維持のため共働きが増え、家庭は機能不全、学校も病院も機能不全、腐敗した金融機関に身ぐるみ剥がされ引退。31%の子供が片親か親無し。65歳以上の3人に1人が1人暮らし。結婚した半数が離婚。」日本ではここまで事態は悪化していないと思いますが、近い将来こうした状況に近づく、進行しているのではないかと思います。急に経済社会の構造を変えることは不可能ですし、共働きをやめ、充実した家庭を作りなさいといっても、経済的にできないと言う人は多いと思います。 けれども田舎ならできる可能性があるのです。今山奥の町や村は、人口減を食い止めようと必死です。Iターン、Uターンの人達にいろいろの特典を与えています。私の知っている人はまだ数は少ないのですが、子供の喘息やアトピー対策に田舎に引っ越してきた人、都会の生活に疲れて帰ってきた人。まず生活の根拠地である家賃が安い。野菜や果物ががとてつもなく安い。これは、農産物の格外品を自分の家の前で安く売ってくれるためです。農地などはそこら中に空いていますから、ご自分で作ってみても良いでしょう。 アメリカほどで無くても、今の日本でも過労死が問題化していますし、残業残業、深夜労働で家庭を振り返ることもできない。子供の教育などじっくり考えていられ無いと言うのが本音だと思います。それに伴うのか離婚がやたらに目につくようになってきました。これでは結婚への夢を持てず、子育てに対する負担を怖がり少子高齢化はますます進んでいくと思います。この流れに対応できるのは、当面、田舎生活をすることしか今はないと思います。国としてもやってもらいたいのは、日本が滅亡の方向に進んでいる現在、過疎地の山村でも生活できる基盤維持をしておくことです。どうも今は、効率優先と言うことで地方の山村の切捨て、小さな農家の切捨て、生活を維持できるための諸施設の統廃合。長期的な観点で考えた時、やっていることが逆のような気がします。
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