あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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アフガニスタンの戦闘はもう6年になるのに一向に収束する様子がありません。アメリカはタリバンは無法者と言う事で攻め込み1ヶ月で倒てしまい、代わりに北部同盟のカルザイ氏を大統領にしたのですが、もしタリバンがアメリカの言うように国民から支持されない不法極まりない野蛮な政権であったとしたら、とても6年間生き残れたものではないと思います。こういう考えを持ったのは、私のような自営業者が起業に当たり勉強しておくと良いとされた、戦争理論のランチェスター理論、クラウゼヴィッツの戦争論を読んでいる中でどうもおかしいと感じたのです。
ランチェスターの理論からは、各々の戦闘力は=武器性能×兵員数の二乗で決まるということから、武器性能ではタリバンとアメリカ軍では比較にならないほどアメリカが有利ですが兵員数という点では、タリバンはアフガニスタンが地元であり、国民の支持があれば派兵されたアメリカ兵士の数より圧倒的にアメリカ軍に勝るわけで、アメリカ軍に対抗することも可能になるわけです。
クラウゼヴィッツの戦争論からは、6年間もアメリカ軍と戦い続けている実績からして、少数のテロリストだけで戦い続けることは不可能であり、もし、タリバンが国民の支持を得ていない強権政権だったとしたら、アメリカの介入をチャンスとばかりに、密告が続き、食べるものも手に入らなくなり、タリバンはとても6年は持たなかったことでしょう。
ところがです、年とともにタリバンは復活し続け、国土の半分以上を支配下においているという報道もありました。
インターネットで調べるとどうもカルザイ大統領という人はアメリカの傀儡政権のような気がするのですが、最近10月10日の毎日新聞3ページのクローズアップ「窮地のカルザイ政権」という特集では、カルザイ政権はもはやタリバンと手を結ばざるを得なくなり、タリバンと急先鋒で戦ってきた州知事を更迭、イスラム原理主義者を後任に据え、元タリバン兵士45人を州に就職させたとのことです。
こんな状況の中で、日本が罪もないアフガニスタンの人々を空爆に巻き込んで殺す飛行機のガソリンを無償で給油し続けると言うことはどう見てもすべきでは無いと言うのが私が得た結論です。
一部のテロ組織が9.11事件を起こしアフガニスタンに巣つくうということですが、もしそうなら、テロ組織をアフガニスタン内で孤立させることが重要ではないでしょうか。今のやり方ではいっそう民衆はタリバン側について、事態を悪化させています。
また考えられるのは、アメリカという国は力に奢り、過去ベトナム戦争、イラク戦争ではでっちあげで戦争を開始した国であり、こと戦争開始にあたっては、戦争開始の原因は相手にあるという国民と世界を騙した実績があるのでアフガニスタン戦争も同じではないかということを疑ってかかるのが過去の事実から当然考えて然るべきことです。もしそうだとしたら、多くのアフガニスタン国民がアメリカを不当と思い、徹底抗戦を叫ぶのも当たり前で、アメリカが攻撃すればするほど反米闘争ということで燃え上がるのは当然です。その結果多くの罪のない人達が殺され続けるということになってしまうわけです。
自民党・公明党の人達がどうしても給油をしたいというのなら、アフガニスタン国民の支持がどうなっているのか警察、自衛隊、外国の調査会社を使い徹底的に調べ国会報告をして国民の了解を得て憲法との関係で派兵できないので、いかにして民間組織で給油や給水活動をするかということを研究すべきだと思います。
国の最高法規の憲法が、派兵を禁じているので軍隊に匹敵する自衛隊は出せないと言えばこれは国際的に通用する話だと思います。
自民党・公明党さんにはしっかりしてほしいものだと思います。明日は、シーレーン防衛について考えて見たいと思います。
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