創作状況実況悲喜こもごも
批評きまんた。

な、なんか、雑誌ん時と違うんだが…(・ω・;)(;・ω・)
あ、悪意ほとばしってないよ…っ?
なぜなんだぜ。
しかも初めてCとかもらったんだぜ?(・ω・;)(;・ω・)あわわ

・萌え系という設定は今時に思える(つまり長い目で見たら残らないよってこと?)
・受けの凶悪な言動はやりすぎに思えるがキャラ立ちという意味ではいっそ清々しい(誉められてるんだろうか…)
・攻め側の気持ちアピールがねえですよ!(おっしゃる通りで)
・各エピソード、脇キャラ中途半端。謎、読めてまうで!(>_<)
自分だけ楽しんでないで客観的に

・文章は読みやすい


読みやすくても所詮はC止まり…;;;;;
うーん、思ってたよりけなされてなかったわけですが。総合Dじゃ駄目ですよぬ。それでも一歩前進したような気がするのは…いやいや、まだまだ全然先は長いっつーか見えないっつーか。
次が怖い(変なプレッシャー)


以下、冒頭。
---------------


 順風満帆。
 桐生萌都の今を表現するとしたら、これ以上に適した言葉はないといっても過言ではないほどに、全ての状況が彼に向かって気持ちのいい風を吹かせていた。何も彼もがうまくいっていた。仕事も恋も、取り巻く世界も。
『話したいことがあるんだ。なんとか会えないか?』
「時間ないの分かってんでしょ。そっちだって忙しいくせに。電話が駄目ならメールにしてくんない」
『そこを何とか……会って話さないと意味がないんだ』
「無理無理。今、睡眠時間どんだけ取れてると思ってんの? ドラマの撮りが一段落付かないことには無理。そりゃ俺だって会いたいよ。でもこんな秒刻みのスケジュールの中で会ったって仕事の方でいっぱいいっぱいなんだからさ、お互いヤーな思いするだけだと思うよ。そういうの俺ヤだし」
『……分かるけど』
「とにかく、一段落付いたらこっちから電話するからさ。今だって言っとくけど仕事中なんだから。じゃあね」
 通話を終えたら電源オフ。仕事中と言った以上しつこくかけてくる彼ではないが、ただでさえ時間が押しているというのにこの上さらに邪魔を入れるわけにはいかない。交遊範囲が広いとこういう時に困る。
「お待たせしました。すみません、遮っちゃって」
「いえいえ〜。今の方ひょっとして恋人ですかぁ?」
(聞き耳立ててんじゃねぇよ)
 心で吐き捨てた声に含まれた邪気など微塵も見せずに、待たせていた女性インタビュアーに萌都はにっこりと微笑んで見せた。数ある会議室の一室にいるのは、萌都と雑誌記者とカメラマンの三人。社屋なのでマネージャーは席を外している。
 通話中は部屋の外に出てできるだけ小声で話していたはずなのに、彼女の声には明らかに詮索する響きがあり、連れのカメラマンが世にも渋い顔をしている。
「違いますよ、ただの友達です」
 記者の言う通りに通話相手は恋人だ。ただし同業で同性なので世間に堂々と顔見せはできない。それに特定の恋人を公表するよりは、不特定多数の心の恋人であるように振る舞った方が好感度は高くなる。
「萌都くんほどのかっこいい子が独りなんて、あたしみたいなのからしたら全然有り得ないんですけどぉ」
(そりゃそうだろ。ブスでデブじゃ誰も寄ってこねぇよ。整形して出直して来い)
「世間で言われるほどモテないんですよ、僕」
「じゃあ今、好きな人とかいないんですか?」
(関係ねーだろ。記事にできねーこと聞いてんじゃねーよ)
 今回のインタビューのテーマは《二十歳になる前に遂げたい野望》。そういう青臭い話を聞き出すのが仕事であって、ゴシップを探るのは本職ではないはずだ。公私混同する人間は、萌都の中では一番最低の人種として記録される。以後仕事を共にした者はいない。
 一瞬で価値を失った女性に向かって、萌都は内心に渦巻く侮蔑などおくびにも出さずに、にこにこと朗らかに笑ってみせる。
「好きな人? いますよー。ハジメくんとかムイミくんとか」
「……。それって、あのぉ、『死神天使』の登場人物ですよね…?」
「仕事が恋人ですから」
「ははぁ、さすが萌都くん。いやぁ今をときめくアイドルは違うなぁ。ねぇ金子ちゃん」
 萌都がこの話題から逃れたがっているのを敏感に察したカメラマンが、何かとゴシップに逸れたがる記者の方向性を巧みに修正した。ようやく自分のするべきことを思い出したらしい金子なる彼女も、渋々ながらインタビューを再開する。
「『仕事が恋人』なんて、萌都くんまだ十九なのに、もっと他にしたいこととかないんですかぁ?」
(うっせぇブス。仕事来んだから仕方ねぇだろ。こちとら『今をトキメク』人気絶頂アイドルなんだよ)
「そうですねぇ。舞台とかミュージカルとか、やってみたいですね。あ、自動車免許とかも取ってみたいな」
「でも萌都くんが教習所に現れたりしたら大パニックですよ〜。萌え系アイドルが来た! とか言って」
(けっ、うぜー)
 そこから先は一切萌都の記憶には残らなかった。模範回答だけを述べ、にこにこと表面だけ笑った顔を保ちながらも、彼の気持ちはこの後待っているドラマの撮影のことに飛んでいた。
2007 04/27 09:44:25 | 結果 | Comment(0)
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