CLE 33 − 30 BAL (OT)前半は完全なブラウンズペースでレイヴンズ攻撃陣に何もできず。
攻撃陣は移籍後初のボルチモアでの試合のためか異常に気合いが入っていた。
ただ今日のブラウンズQBデレク・アンダーソンは出来が悪くレイ・ルイスにインターセプトTDを許して前半は13−7。割と楽勝ペースだったんだけど,後になって思えばここで14点くらい差をつけないといかんかった。
後半も3Qはまだモメンタムを維持し,ムードでショーン・ジョーンズの強烈なブリッツで浮いたパスをブロドニー・プールがインターセプトするというSコンビによる100ヤードリターンTDも生まれ,3Q終了時には27−14と最大13点差のリード。
ところが不用意な反則罰退とターンオーバーを繰り返し,時間を使うこともボールを進めることも出来ないままに,BALがFG・FG・TDと連続し同点に。
更に残り26秒で遂にKマット・ストーバーが47ヤードのFGを決め怒濤の16連続得点で遂に逆転。
またもリードを守りきれずに終わるのかと思ったのだが,ここでこの試合でレイヴンズに流れそうなモメンタムを何度も引き戻してきたジョシュ・クリブスが39ヤードのキックオフリターンで何とか同点が狙えるところまで持ってくる。
自陣46ヤード・残り16秒。
2プレーでFG圏内に進めるかが勝負。
ジョー・ジュレビシャスに6ヤード,ブレイロン・エドワーズに18ヤードのパスを決めて敵陣33ヤードまで前進。
この日,FG成功3/4のKフィル・ドーソンの51ヤードのFGトライ。32歳のドーソンは今季最長が45ヤードで50ヤードを超えるFGはちと厳しい。せめてあと5ヤード進めなかったものか。先週も決めれば同点の53ヤードFGは全く届かずに失敗しているし,この日も最初のFG(35ヤード)ではブロックできずに相手の侵入を許し失敗させている。
でもってキックは飛距離は充分。
しかしフックがかかり左のバーを直撃。
はねたボールはクロスバーにバウンドし,フィールド内に戻ってきて転々と…。
No Good
試合終了。
HC同士も握手に向かって歩き始める。
ところが,
なんか審判が揉めているのである。
TVのレビューを見るとボールはクロスバーではなく,ポストを支える支柱(下の写真で見ると赤いところ)にバウンドしているようなのである。

審判団が協議の上,レビューを見ようとするとFGの正否はレビューできないプレーのため断られ,結局審判団で協議することに。
でもって協議の結果,FG成功と判定が覆っての延長突入。
で,延長は今日何度目かのクリブスの好リターンから着実に進み,最後はドーソンが33ヤードのFGを決めて逆転勝ち。
なんといっても後半最後のFGですね。
試合後のインタビューでドーソンも「9年間やってきてこんなのは初めて」と。
解説の森さんが「9年どころじゃないでしょう」と突っ込んでましたが,実況の有馬さんも「こんなの初めて見た」と言う椿事中の椿事。完全に珍プレーとしてNFLの歴史に残るFGとなったでしょう。
ドーソン様とクリブス様々という感じで,本当は前半にもっと差をつけて勝たなきゃいかん試合ですね。試合後のHCクレネルも憮然とした表情。
とはいえレイヴンズ撃破はとてつもなく大きい。
プレイオフが現実味を帯びてきました。ジャガーズ,テキサンズ,ビルズ,ブロンコスとライバルは多いけど,なんとかなるんじゃないの?
NFL.comのパワーランキングでもブラウンズが10位に浮上。
とにかくブラウンズのブレイクシーズンになったことは間違いなく,観戦も楽しいかぎり。