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NHK−BS 解説:河口正史/実況:曽根優
史上2回目のパーフェクトシーズンの期待がかかるペイトリオッツと,アウェイ10連勝中(1シーズン内は史上初)と調子を上げてきたジャイアンツ。 ニューヨークとボストンとの宿命の対決。 ブレイディの怪我。
話題の多いスーパーボウルとなりましたが,素晴らしい試合になりました。
NYG 17 − 14 NE
国歌斉唱はジョーダン・スパークス。知らないけど。 なんでも人気オーディション番組「アメリカンアイドル」出身の18歳で地元グレンデール生まれ。お父さんが元ジャガーズの選手ということで選ばれたらしいです。
コイントス立会人は昨年亡くなったビル・ウォルシュ元49ersHCの娘さん。それをスティーブ・ヤング,ジェリー・ライス,ロニー・ロットの49er達がサポート。
コイントスに勝ったNYGは攻撃キャプテンのイーライ・マニングが力強くレシーブを宣言してNYGの攻撃からスタート。
[第1Q] ・最初のシリーズはRBブランドン・ジェイコブスのラン主体 ・この攻撃毎回毎回3rdダウンに追い込まれながら,がっちりと1stダウンを更新していく展開 ・いきなりの3rdダウン5。NEブリッツを入れるがRBがきっちり捌いて,エースWRプラクシコ・バレスへの14ヤードパス ・次も3rdダウン6。ここは第3WRスティーブ・スミスへの8ヤードパス ・3つめは3rdダウン1をブラッドショーのランで ・4つめは3rdダウン7で,再びスミスへ8ヤードのパスをヒットし,レッドゾーンへ侵入 ・バレスとアマニ・トゥーマーは完全にマークされるので,このスミスやTEのボスがキープレイヤー by河口さん ・5つめは3rdダウン10で三度スミスへのパスを通すが,これは1stダウンに届かず,FGに [3-0] ・イーライ,落ち着いてます。「レギュラーシーズン中,いっこも成長していなかったんですけど」(by河口さん)ポストシーズンに入ってからの別人のような出来は今日も持続している感じ ・ジェイコブスのランは止められていますがリズムは良い感じ。堅実に無理をしないジャイアンツらしいというかコフリンらしい攻撃でした
・キックオフのリターナーにはエースRBローレンス・マロニーちゃんが入り43ヤードリターンし,自陣44ヤードの好フィールドポジションからの攻撃 ・どうでもいいけどDEオーシ・ウメニオーラ(Osi Umenyiora)を画面表示では「ユメンヨラ」って…。曽根さんは「ユメニョーラ」って感じの発音で多分言語に近いのかな? ・マロニーへのパス失敗の後は,マロニーのランを2つ続けて1stダウン ・WRダンテ・ストールワース,WRウェス・ウェルカー,RBケビン・フォークとパスを投げ分けてレッドゾーンに進出 ・一気にTDを狙うエンドゾーン内のTEベン・ワトソンへのパスは,LBアントニオ・ピアースのインターフェアを誘いゴール前1ヤードで1stダウンを獲得(第2Qに続く)
[第2Q] ・敵陣1ヤードからの攻撃をマロニーが押し込んでTD [3-7] ・相手の攻撃はFGに止めて,自分はスペシャルチームで好ポジションを得てTD ってこれはNEの相手がやらなきゃいかんことでは?! とNYG勝利に暗雲が
・NEのキックオフが直接アウトオブバウンズに出て,NYGは自陣40ヤードの好フィールドポジションからの攻撃 ・トゥーマーへの38ヤードのロングパスがサイドラインギリギリで決まりレッドゾーンに入る。 ・3rdダウンからスミスへのパスに脚を滑らせたスミスがタイミングを外し,ボールを弾く。弾いたボールをCBエリック・ホブスがインターセプト
・自陣33ヤードからの攻撃。2ndダウン2,3rdダウン1とマロニーのランで押し込もうとするが,NYGの守備ラインが強烈に押し込んで1stダウンを許さず ・3アンドアウトで攻撃終了
・NYG自陣33ヤードからの攻撃 ・1stダウンから守備で仕掛けたNE。DEジャービス・グリーンががいきなりサックを奪う ・次のプレーではイーライからRBアーメド・ブラッドショーへのハンドオフに失敗してファンブル。NEのLBがカバーしたが,ブラッドショーが強引に奪い取ってファンブルロストにはしない ・3rdダウンロングでもDEリチャード・シーモアのプレッシャーをマトモに受けてパスを投げ捨て,結果的には3アンドアウト
・NE,自陣30ヤードからの攻撃。NYG守備陣も仕掛けてきた ・1stダウンでは攻撃ラインと突き抜けたDEジャスティン・タックがマロニーのランをノーゲインでしとめる ・2ndダウンは複雑なブリッツ。下がると見せたLBカビカ・ミッチェルが一直線にブリッツをかけブレイディをサック ・3rdダウンでは普通の4メンラッシュだが,タックがもの凄いスピードラッシュで連続サックで3アンドアウト ・今日のNYG守備ラインの強烈なプレッシャーを象徴する連続サック。結局,この試合ブレイディは彼らしくないくらいプレッシャーに脅威を感じながらのプレーとなった気がする
・自陣43ヤードからのNYGの攻撃 ・ジェイコブスの内,ブラッドショーの外,ジェイコブスの外2つ連続 とランプレーを4つ続けて26ヤード進む「嫌らしいワンツーパンチ」(by河口さん)でFGゾーンへ ・ショットガンからのプレーにLBアダリアス・トーマスがサック。イーライがファンブル。 ・ファンブルしたボールはNYGがカバーしたが,途中ブラッドショーがフリーボールを故意に前に転がしたとしてファンブルした地点から10ヤード罰退 ・2ミニットに入ってから,パントで攻撃終了
・NEは前半残り1:47,自陣47ヤードからの攻撃 ・なんか時間を使い切ってTDとか嫌な感じがします(NYGを応援する気持ちになっている私) ・ストールワース,ウェルカー,モス,フォークとターゲットを投げ分けて敵陣まで入る ・残り22秒でロングパスを狙ったショットガン。4メンラッシュで攻撃ラッシュを青天にしとめたタックが死角から飛び込んでブレイディをサックし,ファンブルフォース ・ウメニオーラがカバーし,ターンオーバー
・NYGは長いパスを試みて失敗
<前半終了> ・ハーフタイムショーはトム・ペティ&ハートブレイカーズ ================= 前半のスタッツ ・獲得ヤード NYG139・NE81 ・ターンオーバー 1回ずつ ・タイムオブポゼッション NYG19:27・NE10:33 と,時間では倍の攻撃時間をかけながらリードはNEという展開。 攻守のライン戦で圧勝しているNYGペースにも見えるが,全てベリチックの計算通りとも思えるところが,嫌な感じ。 多分に第17週の展開に近い状況ですが,17週はもっと点が入っていたし,前半終了時はNYGが勝っていた。
[第3Q] ・NE自陣21ヤードからの攻撃 ・最初のプレーでウェルカーがショートパスをキャッチして持ち前でのクイックネスで15ヤードゲイン ・なんとかパスを通して進むが,後半に入ってもジャイアンツ守備ラインの強烈なラッシュは止まる傾向無し ・敵陣42ヤードまで進むがパント・・・ ・と思いきや守備選手が1人多かったとチャレンジ。実際,1人多い選手が気がついて慌ててフィールド外に出ようとしたが,それに気がついて早いスナップで反則を奪った ・キッキングチームにまでベリチックの意思が伝わっているところが見事な試合巧者ぶり ・ということで,5ヤード罰退+オートマティック1stダウンで攻撃続行 ・3rdダウンに追い込まれるが,そこは3rdダウンスペシャリストのケビン・フォークがショートパスを14ヤードゲインにつなげる ・敵陣25ヤードまで攻め込むがDEマイケル・ストレイハンが猛烈なスピードでサックし,6ヤードロス ・NYG陣31ヤード4thダウン13ヤードでギャンブル。ここで3点取ってもしょうがない というベリチックらしい戦術 ・しかしこれはギャフニーへのTDパスが失敗してターンオーバー
・NYGの攻撃は2回1stダウン更新もパント ・NEも3回1stダウン更新もパント
[第4Q] ・自陣20ヤードからのNYGの攻撃 ・最初のプレー。インモーションしたTEケビン・ボスが本日初キャッチ。マンマークのSロドニー・ハリソンを振り切って45ヤードのゲイン ・ブラッドショーのランを2つ見せてスミスへの17ヤードパスが決まって久々のレッドゾーン進出 ・ブラッドショーのランで残り5ヤード ・プレイアクションから第4WRデビッド・タイリーへのTDパスが決まって逆転 [10-7]
・試合残り11:05,リターンで反則があり自陣11ヤードからのNEの攻撃 ・モスへの17ヤードパスで1stダウンは獲得するが,パスラッシュが強くてブレイディが良いタイミングでの投げられず,結局パントに
・NYGの攻撃は,NE守備も踏ん張って3アンドアウト
・残り7:54,NE自陣20ヤードからの攻撃 ・ブレイディがプレッシャーを受ける前にパスを投げる作戦に。長いパスは捨てて短いパスを次々に決めてじわじわ進める ・ウェルカー,モス,フォークと異なる選手が次々にミドルのクロスパターンでLBのゾーンに入るプレーが止められないNYG ・最後はモスが3rdダウン6ヤードのパスレシーブで再逆転 [10-14]
・残り2:42,自陣17ヤードからNYGの攻撃 ・「この状況でTDドライブを演出できたら,プレイオフ中にイーライはどれだけ成長したんだ?? って感じですね」by河口さん ・まずトゥーマーへ11ヤードパス ・しかしインコンプリートが続く。パスのスパイラルが乱れターゲットに対してパスが浮く,今季レギュラーシーズンまでのダメなイーライが顔を出してきたか? ・2ミニットを挟んで,トゥーマーに9ヤードのパス ・4thダウン1ヤードのギャンブルはジェイコブスがパワーランで潜り込んで1stダウン獲得 ・スクランブルとパス失敗で追い込まれ,自陣44ヤード3rdダウン5ヤード,ほとんどサックされそうになり捕まれたユニフォームを振り切ってイーライがなんとかパスを投げる。高いパスになったがタイリーがハリソンと競り合ってボールを手とヘルメットの間に挟んでスーパーキャッチ。32ヤードのパスで敵陣24ヤードへ ・3rdダウンからスミスへの12ヤードが決まって残り39秒1stダウン10で残り13ヤード ・ブリッツを読み切ったイーライが,左隅への浮かせたパスがプラクシコ・バレスに決まってTD [17-14]
・残り26秒で最後の攻撃を得たNE。タイムアウトは3つ ・最初はギャフニーへのパスが失敗,次はDTジェイ・アルフォードが本日チーム5つめのサック ・最後の2本はモスへのヘイルメリー。1本目なんか後ろだけ守っているジャイアンツDBをぶち抜くモスは素晴らしかったが,パスは通らず。
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非常に見応えのある試合でした。 NYGの勝ちという予想は当てましたが,試合展開は大分違いました。 何より守備が素晴らしく,NHKでもMVPはスパグノーロ守備コーディネータではないかと(実際はイーライ)いうほどでした。 前回との対戦で押し込まれたNEの右サイドの攻撃ラインに本来の先発が復帰するので,第17週と同じようには行かない…という大方の予想を覆し,17週以上に強いプレッシャーをかけたNYG守備ラインは本当に素晴らしかったです。
イーライがプレイオフ限定のウルトラマン的な活躍(カラータイマーが点滅したら元にに戻る)なのか,本物なのか? これが本物ならNYGは来年もかなり強いです。 ただスパグノーロはこれだけ目立ってしまうとWASのHCになりそうな気もする。 なんだかDAL,WASとこの地区のチームがNFCをリードしそうです。
一方のNE。戦術ではなく,ラインのパワーによって戦術を封じ込まれた感じ。試合巧者ぶりを発揮しなら,力で押し切られたのは予想外でした。 これは他のチームに真似が出来る試合ではないですが。
何にせよ,会社を休むに値する素晴らしい試合でした。
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