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今季はHC後退が少ないので,3回くらい書けば終わると思ったコーチ往来シリーズ,WASのHCが決まらん!
ただ最有力と目されていたNYGのDCスティーブ・スパグノーロは残留が決定。再びジム・ファッセルが最有力候補に挙がってきました。 一応,ロン・ミークス(IND・OC)とスティーブ・マリウッチ(元SF/DET・HC)も候補には残っているとのこと。
続きは今年のHC職の傾向を
今季の傾向として,「優秀なコーディネータをHCにしようとしたら,本人の希望で残留した」というケースが多いように思います。 今回のNYGスパグノーロもそうですが,DALギャレット,INDコールドウェルもそうですし,CLEチャジンスキもその1人です。
元々,攻撃だったらノーブ・ターナー,守備だったらレイ・ローズやドム・ケイパースのようにコーディネータとしてはすごく優秀だけど,HCとしての手腕は疑問 という人はいました。(DALのHCウェイド・フィリップスも来年勝たないとそういう肩書きがつきそう)
それでも若くて優秀なコーディネータをHCにして試行したジョン・グルーデンのようなケースはあったように思います。
しかし今年のMIAキャム・キャメロンの様に,気鋭のエリートコーチが若くして昇格して失敗,というケースが目立つように思います。
今年のスーパーボウルで対戦したNEベリチック,NYGコフリンは共に他チームでのHC経験があります。 まあベリチックのブラウンズHCは黒歴史かもしれませんが,同時にHC経験だけでなくパーセルズの腹心としてAHCの経験をしているのも大きいでしょう。
チーム側がフレッシュで話題になる人材より,経験豊富なベテランコーチを探す傾向があると同時に,若いコーチも「NFLのHCができるなら,どこのチームでも!」という雰囲気ではなくなってきている気がします。 私だってDETのHCだったらオファーが来ても断ると思います。
NFLは「次期HC」や「来年からHC」という確約を契約条件などに出すことを禁じています。 それが今までは「将来もわからんから弱小チームで権限が制限されていてもオファーが来ればチャレンジだ!」というムードになっていたと思います。
しかしチームも強いチームは継続性のあるコーチングを目指しており,実質的に「次期HC当確」という現象が起きているのも今年の特徴です。
プレイオフ敗退後にHCトニー・ダンジーの引退が噂されたINDでは,早々と「もしダンジーがチームに戻ってこないならHCにはコールドウェルを昇格させる」と発表しました。それと前後してコールドウェルは他のチームからのオファーを断りました。 ほとんど同じ事がSEAのHCホルムグレンとAHCジム・モーラ・Jrの間でも起こっています。
この2人ほど明確ではないにしろ,BAL,ATLの2チームから正式にHCとしてのオファーを受けたDALのOCジェイソン・ギャレットも次期HCが約束された1人と考えてよさそう。 元々,ワンマンオーナーであるジェリー・ジョーンズのお気に入りであるギャレットは昨年,現HCのフィリップスより先にコーチとして内定し,次期HCに向けての帝王学を学ばせようとしていた感がありました。 昨年の時点ではコーチ経験が2年しか無く,コーディネータ職ですら早すぎるのでは,という声もある中,見事にDAL攻撃陣を指揮し,他チームからのオファーを受けるに至りました。 他のチームからのオファー後にDALは,HC以外のコーチとしては破格の年俸(HCとしてもNFLで中くらい)とAHC兼務という条件を提示してギャレットは残留しました。 来年もプレイオフで負けるようなら,まず間違いなくフィリップスはクビになり,ギャレットが昇格するでしょう。
一方で継続性に疑問がつくのがWASです。コーチ陣は残留しますが,ギブスが後任に指名したグレッグ・ウィリアムズはJACのDCとして流出してしまいました。 こちらもワンマンオーナーのダニエル・スナイダーは「グレッグがギブスの功績を軽視する発言をしたためリストから外した」と言ってますが,正直なところ誰も信じてないんじゃないかと。
あまり継続性が強くなると,組織は改革への意欲をなくして停滞する という説もありますが,どちらが結果を出すのかは,来年以降のNFLに注目 ということで。
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