１２月１日５回中山開催開幕日のメインレースとして行なわれるＧＩＩ第４６回ステイヤーズステークス。
芝３６００メートルが舞台。
前走、ＧＩＩＩ福島記念１１着のケイアイドウソジンが出走する。
今年２月東京芝３４００メートルＧＩＩＩダイヤモンドステークスでは１６頭中１５番人気で勝利。
しかし、それ以降は５連敗。
今回はＪＲＡ平地レースで最長距離レース。
ステイヤーの血が爆発して再び波乱を引き起こすか。

今年から新設されたサマーマイルシリーズ第１弾として７月２２日中京競馬芝１６００メートルを舞台とするＧＩＩＩ第６０回中京記念が行なわれる。
条件変更でリニューアル初戦となる。
前走、ＧＩＩＩエプソムカップ６着のレッドデイヴィスが出走する。
昨春はＧＩＩＩシンザン記念・ＧＩＩＩ毎日杯と重賞連勝。
久しぶりに現れたセン馬の大物と思われた。
だがＧＩＩ京都新聞杯１０着後に骨折。
約６ヶ月の休養を経て１２月、阪神芝１８００メートルＧＩＩＩ鳴尾記念で復帰。
休養明け初戦で初の古馬相手と厳しい条件にも関わらず快勝。
大物ぶりをアピールした。
だが続く中山芝２５００メートルＧＩ有馬記念で９着。
それ以降も苦戦が続く。
このまま終わるのは惜しい素材。
復活が待たれる。

今年の東京芝２４００メートルＧＩオークスをジェンティルドンナで制した川田将雅騎手。
その川田騎手が今夏約１ヶ月フランスに遠征して現地のレースに騎乗することになりました。
川田騎手は昨年年間１０９勝、全国リーディング３位となるなど若手の成長株。
現在のＪＲＡで活躍する騎手は外国人騎手や地方競馬からの移籍組ばかり。
ＪＲＡ生え抜き騎手の存在感は薄くなる一方です。
武豊騎手がトップ騎手の座から退きつつある現状、次世代のスター騎手はやはりＪＲＡ競馬学校卒業のＪＲＡ生え抜き騎手が望ましいと考えます。
川田騎手の更なる飛躍を期待します。

第４６回共同通信杯

注目馬はディープブリランテ。
ディープブリランテはデビューから２連勝中の馬で、新馬戦、東京スポーツ杯２歳ステークスを制し重賞タイトルを獲得しています。
また、新馬戦では後続を５馬身突き放す圧勝を飾っており、前走の東京スポーツ杯２歳ステークスでも、不良馬場と悪条件の中、３馬身差で勝利を決め圧倒的な強さを印象付けました。
その後は余裕を持った調整期間を取りしっかりと調教。
状態は変わらず良好で、前走時と同じ東京の芝１８００ｍコースで行われる今回は軸馬として信頼できると感じています。

第４６回シンザン記念

注目馬はマイネルアトラクト。
前走の千両賞は４着という結果に終わりましたが、昇級初戦だった事に加え、１２キロ増しの太め残り。
状態が下降しているところで相手強化と厳しい状況下の中、上位争いに加わって見せた点を評価すべきと考えています。
先行して粘りを見せる競馬ができる馬で、自分の持ち時計だけはきっちりと走るだけに、配当面からも馬券に加えておきたい馬と考えています。

第３１回ジャパンカップ

注目馬はウインバリアシオン。
目下３戦は２着に敗れているものの、先着を許したのは全て３冠馬のオルフェーヴル。
しかし、上がりの速さでは３戦中２戦でウインバリアシオンが上回っており、決め手の鋭さではこちらが上の印象。
古馬との斤量差が２キロある点も好材料で、世代トップレベルの決め手を駆使すれば、ここでも活躍が期待できると考えています。

第１６回武蔵野ステークス

注目馬はシルクフォーチュンです。
前走の南部杯では、アタマ＋半馬身差で３着だったものの、レース最速の上がりをマークする末脚を披露。
勝馬と大接戦だった２着のダノンカモンには、３走前のプロキオンステークスで追い込み２馬身半差をつける圧勝を飾っているように、同馬もシルクフォーチュンもＧ１レベルの力があると言っていい馬。
決め手の鋭さは魅力たっぷりで、名手ルメールが鞍上を務める事も強味。
ここでも折り合いさえしっかり付けば、上位争いは濃厚と見ています。

亀田特別

注目馬はクラシックロードです。
ここ３戦で３着→２着→２着と安定した好走を続けている同馬。
前走のかがやき賞も前に有利な展開となる中、上がり３３秒１の末脚で追い込んできた内容は力を感じさせるもので、現級なら能力上位と言える存在です。
流れの不向きで勝ちきれずにいるものの、前が崩れるようなら一気に差し切る事も可能な決め手の持ち主だけに、ここでクラスを卒業する事になるのではと予想しています。

第５９回府中牝馬ステークス

注目馬はレディアルバローザです。
今年の中山牝馬ステークスで初の重賞制覇を達成した同馬ではありますが、準オープンクラスの身でありながらの重賞挑戦で２着馬に０．４秒差をつける圧勝を飾りました。
その後もＧ１ヴィクトリアマイルで勝ったアパパネと０．１秒差の３着。
３ヶ月ぶりだった２走前のクイーンステークスは６着に破れたものの、それでも勝馬との差は僅か０．２秒で、着順ほどの差はなく、前走の朝日チャレンジカップでもタイム差なしの３着と健闘しています。
目下のレースっぷりを見る限り、実績馬の揃った今回の府中牝馬ステークスでも好勝負が期待できそうな印象で、今回は素質を一気に開花し順調に使われてきた強味もあるこの馬に注目してみたいと考えています。

第５９回神戸新聞杯

注目馬はフレールジャック。
デビューから破竹の３連勝で重賞のラジオＮＩＫＫＥＩ賞を制した同馬。
特に前走ではＧ１で善戦した経験もあるマイネルクラリマを強烈な末脚で差し切っており、ハンデ戦だったとは言え非凡な素質の高さを示した一戦となりました。
今回は３ハロン距離延長し初の２４００ｍ戦に挑戦する事となりますが、底を見せていない怖さもあるだけに、課題クリアであっさりと勝ちきってしまうシーンもあるのではと予想しています。