テニスの場合、その一球がポイントを取るために効果的であればひざの角度はさほど問題ではありません。魂の宿った一球に感動することはありますが、その手の形ははっきり言ってどうでもいいでしょう。ただ、それでも歴史に残る名プレーヤー達の姿は今見ても美しく、芸術の領域に達しているのは他のスポーツの名選手達も同じ。

採点競技の場合は10点満点という誰も超えられない最高得点（完璧）が予め設定されているので、大会に参加する選手たちはそれを目指すべく例えばボディー、技術、表現、実施といった各項目を考慮し、先生と共に自分が一番いい演技ができるレンジを定め、振りを作り上げていきます。

この世界ではいつの時代も「技術」と「芸術」が沢山のドラマを生んできましたが、今日ははじめて自分に近い子達がその狭間で悩める日となりました。チャレンジャーとして芸術性を犠牲にしても高難度の技に挑むのか、トワラーとして技の難度を下げても美しく踊るのか。今現在はどちらかと言えば後者が望ましいとされていますが。。。

ルーマニアで生まれた彼女は「技術」と「芸術」を両立し、その完璧な演技でオリンピックの最高得点を出しました。彼女とコーチには悩める狭間はなかったでしょう。

今こそ子供を見つめ、先生と共に「その子らしさ」を改めるチャンスかも知れません。

すごい一日でしたね〜。マラソンでは高橋尚子選手２年ぶりの東京で復活優勝！フィギュアスケートでは浅田真央選手シニア大会初優勝！一人は２年前、２位でもマスコミからドン底扱いだった元金メダリスト。もう一人は２年前、ジュニアの大会にでてましたからこのお二人に関してはその年齢差よりも「２年」というキーワードがとても興味深く思えます。引退をささやかれた彼女は２年で再び世界の頂点へ。ジュニアのチャンピョンは２年でシニアのチャンピョンへ。一見雲の上の話のように捉える方もいるかもしれませんが、私達はSBCの子供達から同じく２年で劇的（Magic?)な進歩を見せ付けられる感動を何度も経験させて頂きました。前向きに、子供達を信じて、いつもみんなでその先を目指していきましょう。あれ？このシメはどっかで書いたかな？

皆さんから沢山のサンキューメール、お声掛けを頂き嬉しいです。まあ、あれだけ輝きのある子達なので撮るのは楽だし編集もなんだかんだ楽しみながら出来ました。苦労するのは毎回繰り返されるPC（マシン）との技術的な戦い（自分の勉強不足の為）だけで、完成したビデオのイメージは実は選曲の段階でほぼ出来てます。逆に言うとそのイメージが湧く曲を選ぶ事からすべてが始まるという事ですね。そう、すべては音楽から始ります。いい曲ないかな〜。。。

あるシーンで苦労させられましたが音の問題もクリアし、無事完成しました。約40分間のビデオですが毎日10本ダビングすれば１週間ほどで全員にお渡しできると思います。当初はビデオのタイトルを「2005夏SBC＆○ー○ー合同強化合宿」としましたが長すぎるので 「2005夏」と改名しました。

ここに来てる方々は想像できると思いますが内容的にはその親子たちと先生たちの偉業を称えるべく、“Feel the Magic !”が全体の7割を占めます。身近にいる彼女たちの姿が他のメンバー達の心を動かすことを信じて。

一応ビデオに出力したところ、音を少し調整すればOK。PCのオーディオミキサーは使えるレベルのものではないので聞き取りにくい箇所があるかな？ヘッドフォンで聞けば問題なし。 色々トラブルもありましたが母たちの「早く見せて 」 が届いたのか無事仕上がり、なんとか日曜の夜から少しずつお渡しできそうです。

家に届いてから先ほどまで順調に動いていたPC、少し疲れが溜まったのか編集ソフトが止まってしまいました。いよいよ東京体育館メインアリーナ到着！って所まできてたのに。まあそこまでの編集に気合を入れすぎたのでちょっと休ませてみようかと思います。自分で言うのも変ですが今回のビデオはかなりイケてるかも？３年後に見たら泣けるかも？SBC史上最高の出来かも！？“裏話には負けません”

国内時差ぼけしながら順調に進んでます。今年は合同合宿と言う事で出演者が倍以上、今までは全員主役あつかいのつもりで何とか撮れてましたが今回は写っていない子がいるかも？まあ、この人数でどうしても全員撮ろうと思ったら次回はカメラ２台、完成する作品はたぶん120分ビデオ２本分、本編３時間45分以上。。。一回しか見ないでしょう。そのぶん今回は内容が濃いです。お楽しみに。