「腹式呼吸」というのをご存じですか？
私達は、毎日意識せずに呼吸しています。
その呼吸を、少し意識して変えてやれば、便秘の解消をはじめ、身体の諸症状を改善することに大きく役立つのです！

腹式呼吸は、簡単に腹筋背筋を鍛えてくれます。
また、自律神経を整えることができるのです。
自律神経の乱れは、身体のさまざまなことに影響を与えます。
ストレスから乱れることも多くあります。

腹式呼吸を行うことにより、便秘の解消、冷え性改善、ダイエット効果、リラクゼーション効果など、計り知れない効果を得られます。
ヨガや気功、太極拳などでも呼吸は重要視されています。

その方法をご紹介します。
腹式呼吸の基本は以下です。
鼻から息を吸い、お腹をふくらませる。
口から息を吐き、お腹をへこませる。

ただ、これだけです。
誰にでもできる簡単なことです。

もう少し詳しく述べますと、

丹田（たんでん）と呼ばれるツボ（おへその下あたりにあり、身体の中心と言われる）を意識して呼吸します。
ゆっくりと、大きく呼吸します。
横隔膜を動かして呼吸するのがポイントですが、慣れるまでは分かりにくいかもしれません。

まずはお腹をへこませて、息を全部吐き出すことをやってみてください。
苦しくなるまで吐き出すと、身体のほうが勝手に空気を吸い込みます。

慣れるに従い、息を吸ったり吐いたりする時に、数秒呼吸を止めてみてください。
身体中に新鮮な空気が行き渡ったようなイメージをすることができるとベストです。
そして、身体の中の悪いものを全部吐き出すように息を吐き出してください。

毎日ストレスがたまってしまっている方、すぐにカッとなってしまう方、イライラしてしまう方等、腹式呼吸を意識的に行ってください。
副交感神経が刺激され、リラックス効果が高まり、穏やかな気持ちに導いてくれることでしょう。