昨夜は高校時代の同級生四人と飲んだ。 島根から来た友人と参院選の結果で盛り上がった。
島根の建設会社で父は社長、本人は専務で社員は十数名、ずっと自民党を応援してきたそうだ。 社長と話し合い、今回の選挙では面従腹背。 自民から選挙のお願いに来たが、一切動かないことに決め、 社員に投票をお願いすることも止めたそうだ。
理由は公共事業の減少で、この十年間で7割少なくなったそうだ。 資金繰りに困った企業が入札で信じられないような価格を入れる。 少ないパイばかりか、価格の低下で10人以上の社員を整理したらしい。
彼は言う、 「昔は天の声で事業が決まり、天の声で価格と落札業者が決まる。 安定した仕事と収入が好況をもたらし、 選挙に協力すれば仕事が増えるから、また協力する。 こうして竹下・青木王国が作られ、会社は発展していった。 topは何もしなくてよかった。地盤を固めることが過当競争を防ぐことだから…」と
自民党の得票数が7割を越えるという彼の住んでいる地域も、 今回の選挙では半々だった。
では、亀井亜紀子議員と景山俊太郎元議員は何時逆転していったのか?
「年々減っていく公共事業、それに年金までも減らされた日には、応援なんてやってられない!」 と語気を強めた。
「仕事も金も落とさんのじゃったら、人と政策で決めるしか無い。 自民は信用出来ん。」 と思ったそうだ。
「心易い同業者に聞いてもほとんど同じ考えのようだった。 昔からの付き合いがあるので、面従腹背。 始まった時から負けるだろうと思っていた。」 と振り返る…
業者と先生のもたれ合いで作られていった自民王国。 金の切れ目が縁の切れ目、本当の「乱」は始まったばかりなのです。
お〜、怖っ!
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