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2006年 04月 09日 の記事 (1件)


大阪市が財政再建団体への準備を進めている(既報)が、それにあわせてかねてからうわさのあった大阪府も財政再建団体への準備を進めていた模様。
もともと過激な少数意見として大阪民国(Republic of Osaka)を建設するという試みがあったものの、4月から政令指定都市となった堺市が拒否したため立消えとなる。堺市以外にも藤井寺市など大阪府の中ほどに位置する市が拒否のようで、国土分断による統治はこれまでも稚拙であった府政の延長線上ではさらに財政面に悪影響になると判断。
大阪府を都政とし(府や都の定義があいまいなため大阪都としてリセットしようとした試み)、これまでの大阪市に加え、門真市、守口市、摂津市、東大阪市などを取り込み、政令市の拡大を試みても、地場の経済が安定しているこれらの市が協力的でなかったこともあり、大阪都計画も実現はできなかった。
総務庁は、「たとえ面積が狭いとはいえ、これまでの財政再建団体とは違い経済規模が大きいので、安定した市政を行われている部分を他県に割譲し、経済的ダメージを最小限にする」意向である。

(分割方式は追記参照)

注視すべきは大阪市の一部(淀川の北側)まで割譲することで、大阪府は新幹線を失うことになるが関空は残ることとなる。また、これまで大阪市が中心であった経済について、堺市と共同で新生大阪を立ち上ることとなる。もともと狭かった大阪がさらに小なるが、安定した地域を巻き込まないことでの周辺経済の悪化が防げる。結果、病巣である大阪市中心部と無計画開発が行われてきた湾岸部が残ることなるが、ドラスティックな再建を試みることができることとなる。また、府政か都政かは、復興のめどがたってから論議するべき(総務庁)とのこと。
2006 04/09 21:07:17 | 政治・行政・法律 | Comment(0)
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