中島みゆきさんの「倶(とも)に」を拝聴しました。 ずいぶんと遅れてるんでねえの? そうなんです。 仕事に忙殺されるあまり、外の世界に触れる機会が少なすぎ。
久々に泣ける名曲が生まれましたね。
中島みゆきさんとの出会いは、中学1年生の時に聴いた「時代」。 ラジオのコッキーポップで流れてた。 なんてスケールのでかい曲なんだろうと、その迫力に圧倒されたのを覚えている。
はじめての彼女のコンサート。全席埋まっても300人の小さなホール。 洗いざらしのジーパンに多分男物の白いシャツ。 裸足でステージに現れ、アコースティックギター1本のソロライブ。 かっこいいんだ、これが。 そうそう、数年前にyoutubeで話題になったステージで吉田拓郎さんと歌った「永遠の嘘をついてくれ」の時もそういういで立ちだったね。 まさに、あんな感じ。
密かにラジカセをスポーツバックに忍ばせて座席のパイプ椅子の下に置き、生録音をたくらんだ。 なかなかいい音質で録音できたそのカセットテープ、今はもうないが。 あのカセットテープがもしも残っていれば、宝物だっただろうなあ。 中島みゆきさんが歌うボブディランの「風に吹かれて」。 今も耳の中に残っているよ。
そして、今回の新曲「倶(とも)に」は、御年71歳の彼女の 集大成をにおわす名曲となったわけで。
最初は時世を感じさせる、彼女らしい反戦歌なのかと感じた。 いや、歌は、人それぞれの感性で聴けばいい。音楽とはそういうものなのだ。
なんとなく思い立って、「倶(とも)に」を聴いた後に「時代」を聴いた。
そしたらさ、彼女の言霊が聞こえてきたんだよ。わたしにははっきりとね。
おじさんは予言しておこう。 ボブに次いで音楽界から次にノーベル文学賞を輩出するとすれば、中島みゆきさんだと・・・
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