函館から、海沿いを西に向かっておよそ1時間。北島サブチャンの故郷で有名な知内町がある。
ここから隣町福島町までの海沿いは、人道のない険しい山肌が海まで迫った未開の海岸線が続き、自然と山海の恵みが豊かな地域である。この海で、それも珍しいことに、内海ではない場所で、まるでわざと荒波にもませるようにして、牡蠣の養殖が行われている。ここで採れる牡蠣は、正直いって小粒だ。荒海にもまれる環境ではそんなに大きくは成長できないらしい。
だが、その身は海のめぐみが凝縮され、味が濃く、なにより、プリプリの食感である。函館市内では剥き身の他、殻付のものも市場などで売られ、これからの冬の食卓を楽しませてくれる。オラは、他の産地の牡蠣を見下すつもりはないし、この知内産の牡蠣が、日本一だなどとは毛頭言うつもりはない。
しかし、これだけは皆さんにお教えしたい。
津軽海峡知内産の牡蠣、食べてみる価値はありますよ。
関連漁協のHP海産物販売知内屋l