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イランのアフマディネジャド大統領は８日、中部ナタンズのウラン濃縮施設を視察後、同施設に遠心分離器６千基を新たに設置する計画の実行に着手したと発表した。国営放送などが報じた。また、保守系ケイハン紙は同日、イランが同施設に既に３千基設置されている従来型より高性能の国産遠心分離器「ＩＲ２」の開発に成功したと報じた。
イランではこの日が、０６年に低濃縮ウラン製造に成功したのを記念して定めた「核技術の日」。国際社会の圧力に反し、自前の核開発を続ける意思を改めて鮮明にした。
遠心分離器は、気化した六フッ化ウランから、核燃料に使われるウラン２３５の濃度を上げて取り出す工程の根幹部分。ナタンズではＰ１型と呼ばれる分離器３千基を設置済み。ＩＲ２は、Ｐ１型の２倍以上の能力で稼働がより安定するＰ２型を改良したものとみられる。追加設置する６千基の詳細は明らかにされていない。設置済みの従来型をＩＲ２に置き換えるとの報道もある。
イランは製造した核燃料を建設予定の原発で使用するとしているが、Ｐ１型３千基でも１年弱で核爆弾１発分の高濃縮ウランを製造する能力を持つとされ、核兵器への転用を懸念する米欧の警戒感をさらに強めそうだ。
asahi.com
核の怖さをほんとに知らないんだね。
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