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【北米総局】AFP通信によると、米司法省は10日、英銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)関連会社のコンピューターシステムに不正アクセスして得た顧客情報を使って、世界の主要都市にある現金自動受払機(ATM)から多額の金を引き出したとして、エストニアとロシア、モルドバのハッカーグループ8人を起訴したと発表した。
このグループは、ATMから偽造カードで金を引き出す「キャッシャー(引き出し役)」を世界中に配置し、昨年11月にわずか12時間で、日本や米国、ロシア、香港、イタリア、ウクライナなどの280以上の都市にある、少なくとも2100カ所のATMから計900万ドル(約8億円)を引き出した疑いがあるという。司法省当局者は「今回の捜査で、世界で最も洗練されたハッカー組織の背後を暴いた」と述べた。
米ジョージア州アトランタの連邦大陪審が、エストニアの首都タリン在住のセルゲイ・ツリコフ容疑者(25)ら20〜30歳代の8人を不正アクセスや不正引き出しなどの罪で起訴した。米司法省によると、ツリコフ容疑者らはアトランタにあるクレジットカード会社「RBSワールドペイ」のシステムに不正アクセスし、顧客情報を入手。これを使って顧客の給与支払い用のカード44枚を偽造し、「キャッシャー」に配布していた。キャッシャーが引き出した金は、5割から7割をツリコフ容疑者らハッカーグループに上納させていたという。 (毎日新聞)
悪いことする人ってどうしてこんなに頭がいいんでしょう?
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