赤ちゃんの血液の病気についてご紹介していきますので参考になさってください。
溶血性貧血 ・赤血球は、作られる量と壊される量は一定に保たれていますが、そのバランスが崩れてしまい赤血球が速くこわされてしまうことで起こる貧血のことです。 症状としては、発熱や吐き気などです。 治療としては、薬物療法や脾臓の切除手術などが行われます。
再生不良性貧血 ・骨髄の機能が低下することによって起こる貧血のことです。 はっきりとした原因は不明ですが、赤血球や血色素の減少のほかに、血小板や白血球などの減少もみられます。 症状としては、発熱や食欲不振、吐き気、貧血などで歯ぐきや鼻からの出血も起こります。 治療としては、抗生物質やステロイドなどの薬物治療が中心となりますが重症の場合は骨髄の移植なども必要となります。
ビタミンK欠乏症 ・ビタミンKとは血液の凝固に欠かせない成分です。 これが不足することにより、止血機能が低下してしまいます。 症状としては、鼻血や嘔吐などが挙げられます。 新生児メレナという病気をご紹介したときもご説明しましたが、もともとビタミンKは胎盤を通過しにくいと言われていますので赤ちゃんには不足になりがちです。 出血が起きてからの治療は、後遺症が残ることもあり、最近では生まれてすぐにビタミンKシロップを赤ちゃんに飲ませるという処置がとられています。 このシロップを飲ませていれば心配することなく子育てできるでしょう。
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