クラシック音楽というと、とても真面目で、難しいと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、中にはとてもユニークな作品があるのです。
この「動物の謝肉祭」を作曲したサン=サーンスは、友達に頼まれて、謝肉祭の音楽会の為にこの曲を作ったのですが、皮肉やジョークなどを交えて、かなりユニークに仕上げたので、出版することをしぶっていたようです。
皮肉にもこの遊び感覚で作曲したこの「動物の謝肉祭」が彼の代表作のようになってしまいましたが・・・。
これからちょっとだけこの曲をご案内します。
曲の始まりは、序奏そして動物の王のライオンから登場します。
ちょっと聞いてみて下さい。

Listenなんだかライオンがえらそうに行進している姿が浮かびそうですね。
次は曲に含まれている皮肉の一部を紹介します。
みなさんはオッフェンバックの「天国と地獄」からカンカンはご存知ですよね。この速い曲をゆっくり演奏して、のろまな”かめ”にしてしまいます。こちらも聞いて見てください。

Listenあとはとても美しくて有名な「白鳥」です。

Listenこの曲は名曲なのでご存知だと思いますが、チェロによって奏でられるこんなに美しい音楽もこの「動物の謝肉祭」の1曲です。
この曲は単独で演奏される事もよくあります。
「動物の謝肉祭」には、このような音楽が全部で14曲入っています。子供から大人までどんな方でも楽しく聴けると思います。ぜひ聞いて下さいね。
『サン=サーンス : 動物の謝肉祭 』
視聴の音楽はこのCDとは異なります。
視聴のCDや曲目解説は
100選これだけは聴いておこう!「動物の謝肉祭」で紹介しています。