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紀州製紙は22日、再生紙の古紙配合比率偽装に関する社内調査結果を発表した。国などに環境配慮製品採用を促すグリーン購入法対象の全製品をはじめ、印刷用紙や包装用紙などほぼすべてで実際の配合比率が下回っていた。同社の小林功社長は会見で、昨春に偽装を知りながら、偽装再生紙を出荷し続けていたと陳謝した。
昨年4月ごろ、他社の古紙配合比率基準見直しを受け調べたところ、古紙100%再生紙の実配合率は約4割だったことを知ったという。放置した理由として、「配合率は努力目標ととらえていた。引き上げる技術がなかった」と説明。是正指示は出したが、「販売量落ち込みをおそれ、思い切ったことができなかった」と、弁解した。
小林社長は「今後も経営にあたりたい」と引き続き社長にとどまる考えを示した。
sankei.web
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