今回は「認定看護師」に続いて、「専門看護師」の説明をしていきましょう。


日本看護協会による、専門看護師の規定は次の通りです。
複雑で解決困難な看護問題を持つ、個人・家族や集団に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識や技術を深めた看護師のことを指します。


専門看護師とは、看護師の仕事内容において、一般看護師や認定看護師よりも、更に専門性を求められる看護師という意味です。


現在、専門看護の分野は９つあります。それは次の通りです。
がん看護 ・精神看護 ・地域看護 ・老人看護 ・小児看護 ・母性看護 ・慢性疾患看護・急性重症患者看護 ・感染症看護


専門看護師は、きちんとした教育を受けてからなれるものです。


専門看護師も、日本国の保健師、助産師、看護師のいずれかの免許を有している事が必須条件となります。
また看護系大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門分野の専門看護師カリキュラムの総計26単位を取得している事が必須です。


そして、実務経験が通算５年以上あることが必要です。
そのうち通算３年以上は特定の専門看護分野の経験があり、３年のうち１年は修士課程修了後の実務経験が必要という、少し複雑で難しい内容になっています。


専門看護師として認定されると認定証が交付されますが、認定看護師と同じくレベル保持のために、５年ごとに更新審査を受けることが必要です。
その際、認定後５年間に規定された看護実績・研修実績・研究実績などを有していることが、条件となっています。


専門看護師になる為には、なかなか難しい条件を打破していかないとなれないようですね。
しかしアメリカでは、こういった認定看護師や専門看護師が多々いるのが現状なのです。
日本でも専門性を高め、よりよい看護を提供出来るようになると良いですね。


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