売却が難しい山林を購入させられた原野商法の被害者らに「測量や整地をすれば必ず売れる」などと偽って現金をだまし取ったとして警視庁生活経済課と板橋署は２６日、詐欺の疑いで、都内の測量会社「フィールディング通商」（現在は名称変更）社長、松島信義容疑者（６６）＝新宿区新宿＝ら８人を逮捕した。

　松島容疑者らは平成１６年１月ごろから今年３月までの間、３１都道府県の１２５３人から計約７億円をだまし取っていたとみられている。被害者のほとんどが高齢者だという。

　調べでは松島容疑者らは、１６年１１月から昨年１２月に掛けて、千葉県や長野県などで原野や山林を持つ東京都の男性（７７）ら７人に対し、「土地を買いたい人がいる」「測量と整地をすれば当社で売る」などと持ちかけ、測量代や整地代として計約１０００万円をだまし取った疑い。購入希望者は実際にはおらず、測量と整地もしていない疑いが強いという。

　松島容疑者らは過去の原野商法の被害者の名簿や登記簿をもとに土地の所有者に対して、土地を処分する意向があるか尋ねるダイレクトメールを送付。反応があった所有者の自宅へ赴くなどして、測量を持ちかけていた。

(2007/09/26 Sankei.Web)

　どうしても騙されるんだろうなぁ