農水省は18日、老舗和菓子メーカー赤福(三重県伊勢市)が、店頭にいったん陳列し売れ残った商品を工場に戻し、製造年月日を書き換え再包装、再び出荷していたと発表した。三重県は、新たに発覚した製造日偽装は食品衛生法に違反しているとして、19日付で同社を無期限の営業禁止処分とした。
赤福は、日本農林規格(JAS)法に違反して、製造年月日を偽装表示、販売していたとして農水省から表示の是正指示を受けており、新たな偽装発覚で、経営陣の責任問題に発展する可能性も出てきた。
三重県は18日夕に、食品衛生法に基づき赤福を立ち入り調査。農水省も19日、三重県と名古屋市、大阪市の保健所とともに赤福の本社工場などを立ち入り検査、関係者からの聞き取りなどを実施する。
農水省によると、赤福は、店頭にいったん陳列した商品を、再び工場に戻し、冷凍などして保存、解凍した日付などに製造年月日や消費期限を書き換え再包装、再出荷していた。さらに「むきあん、むきもち」と称して、回収したあんともちを分け、再利用していた疑いもあるという。 2007/10/19 01:08 【共同通信】
赤福食べたくても売ってないんだね
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