ということで今期の個人的最期待アニメの夢喰いメリー2話をとりあえず見たので雑感でも。
そういえばネタばれなどもないわけではないのでページわけ…。
端的な感想としては「惜しいアニメ」というのが第一にあります。 絵の表現とかは全体的に暗い目に作られているもののよく雰囲気が出ていて良いと思います。作画の大きな崩れも見られず、この点では結構良い作品ではないかと思います。 メリーはもう少し感情の起伏を激しくしてほしいという気もしますが…。
ストーリーとしては原作を好んで読んでいた身としては若干違和感を覚える点が多いと感じます。
まず、この2話までを見た感じでは原作序盤の軽やかさが足りないと感じます。1話はジョンドゥの登場もあるので駆け足で説明的だったこともありますので仕方ないかもしれませんが、2話はそこから反転させて軽い話でよかったのではないかと思います。
たとえばあの看護学校を受けようとする生徒さんの話での幕間はコミック的には3巻、それなりに世界観を説明したあとの展開ですし、メリーが葛藤を抱く要因にもなったりするわけで、正直今ここでぽいっと出されても意味が伝わらないと思うのです。忍び寄る影的な雰囲気を作る以上に重い雰囲気を出してしまっていると思います。
その幕間の時間でもっと夢路メリー勇魚の3人の掘り下げができたんじゃないかと思うのです。 たとえば夢路がメリーに協力したいと思う理由とか、メリーを担ぎこんだときのやり取りとか、カレーとかグリッチョとか膝枕とか。ドーナツはアレでいい。 あと橘のおやっさんも、もっとキャラ付けしないとただのお父さんどまりになってしまいそうです。本当いいキャラなのに勿体無い。 2話掛けてコミックスの3話までしか進めないのであればもっとやりようがあったのではないのかなぁと言うのが正直な感想です。
現状では1話ともどもコミックの表面をさらい、印象的っぽいコマを適当にピックアップしてアニメーションにしたという印象がぬぐえません。 ただ、良いと感じるシーンもあちらこちらにあるため、惜しいというのが現状の感想というわけです。
次回3話はイチマちゃんの話なんですが、次回予告を見る限りイチマちゃんが怖すぎます。本性出す前はもっとキュートなイメージだったんですがねぇ…。 まぁともかく1巻の山場、イチマちゃんです。とりあえず缶蹴りしてしまうとここまでの雰囲気が完全に変わってしまいそうですがどうなるのでしょうか…。
後はバトルがどうなるかですね…。 これがだめだとヘソアニメの称号を欲しいままにしてしまうことになりそうです…。
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