D90を使い始めてなんだかんだ2年、悪くは無いんだけど新しい刺激も欲しいなぁ、という鮭家です。
ニコンの釣り針に全力で引っかかりに行っていますが、D600を触ってきました。

実写も上げずにカメラレビューとな、と麻呂に怒られそうですが実写はあっちこっちに上がってますのでそちらご参照の程。

#まともに買おうか悩んだ初のFX機ですので、今更感のある話も少なくないかもです。

まず見た目ですが、予想以上にD7000に近いですね。
実際は一回りくらい大きくなってるはずですが、それを感じさせないフォルムでした。
持ってみた感じも予想以上にD7000ぽいです。重さはさすがにD7000より一回り重いですが、それでもD800と比べるとえらい軽い。
今使ってるのがD90ですから、それなりの重量増ではあるのですが、グリップ感も良かったのでリプレースしても違和感無く使えそうではあります。

シャッター音はD7000に比べると少し大きめ、けどD800に比べるとかなり静かですね。
とはいえシャッター音は小さいことが正義ってわけでもないですし、実際D800の重厚かつ金属的なシャッター音も写真撮ってる感があって好きです。
ということで個人的にはもうちょっと金属っぽい感じでもよかったかなーとか思ったりはしますが、そこは趣味の範疇ですね。
ボディの軽さを考えるとD800みたいな重厚なシャッター音もそれはそれで不釣合いだし…。

レリーズは上位と同じように半押し→全押しまで引っかかりの無い滑らかなもの。
D90のクリック感に慣れていると最初は半押しのつもりがシャッター切る…ってことになりそうかと思いきや意外に半押ししやすかったりして。

ファインダーは使い慣れた角型です。個人的には結構気に入って使っているアングルファインダーがそのまま使えるのがとてもありがたい。
見え方としては当然ながらDXよりも一回り広く、そして結構見やすい感じでした。
その代わりといってはなんですが、ファインダー面が広い分AF領域が余計に狭く感じますね。
DXクロップの範囲だとまぁ当然DX機より狭いです。
最初のうちは使ってみたりして、そのうち使わなくなりそうだなぁと感じました。#FXユーザー的には今更な話ですね。


ようやく実写の話ですが、まぁ今使ってるのがD90というディスコンしてそこそこ経つカメラなので話半分程度に。
D90から考えると素子サイズはおおむね倍、画素数もほぼ倍ということでいわゆる画素ピッチなどはほぼ同程度なのですが、D90よりも精細ですね。
あとノイズ感がやっぱり低いです。4年前の機種と比べられても…という感じでしょうけど、ISO3200くらいだったら余裕で使えるし、
状況によってはISO6400でもなんとかなりそうかなぁという印象でした。

D90は個人的にはISO1600(人撮るなら800)くらいまでが常用の限界かなーと感じていました。
それを超えると暗部のグラデーションが崩れたり、肌のグラデーションに段が付いたりしてイマイチでしたので…。
ということで、街角ではISO1600、イベントで人を取るときはISO400〜640くらいでシャッター速度と格闘していたりしていました…。

閑話休題。

実際D7000とも比較してみましたが、D7000のISO1600とD600のISO3200が同等という印象ですね。
この高感度の余裕はいろんな場面で頼りになりそうです。

色々と書いてみましたが、D600はD90からほかの機種に乗り換えなかった身としてとても欲しいブツに上がってしまいました。
さすがに発売日に買うなんてのはよそのお金持ちに任せますが買わずに年を越せるかどうか…。



さてここからは別の話題。

D600「とか」となっているのには相応のわけがあって。
一緒に展示されてたコンデジの新機種も触ってみました。

・COOLPIX S800c
いろんな人が？を出したようなそうでもないような、AndroidOS搭載のCOOLPIXです。
基本性能は10倍のズームとか1600万画素とか当たりさわりの無い感じですが、最大の特徴はやはりAndroidOSの実装でしょう。
チョイ前に沈銅式のレンズを備えた携帯電話がありましたが、どちらかというとその逆方向な感じですね。
普通にAndroid OSとしての機能も載せつつ、COOLPIXらしいカメラ機能が一通り乗ってる感じ。
個人的に特筆したいのは、Androidを落とした状態であってもすぐに撮影可能なことですね。
そもそもOSなんでシャットダウンはあまりしないものですが、カメラですし電源を切ってしまいたいという御仁もいると思います。
かといってOS立ち上がるまで待ってるようではシャッターチャンスもへったくれもありません。
しかしこのS800c、コールド起動であってもほかのカメラと同じレスポンスで撮影が開始可能なのです！(通販風に
んで何枚か撮ってるとAndroidが立ち上がっていると。
撮影レスポンスを犠牲にしないところがNikonっぽくてこの機種は何気に注目株です。
…あんまり売れない気はしますけど。

・COOLPIX S01
COOLPIX最小…のような気がする小型コンデジです。
しかし以外に3倍ズームとか1000万画素で無理してない感じ。
実写はあまり見ていないのですが、持った質感は見た目以上に良いですね。
ちっちゃいけどNikonって感じです。
ほとんどのボタンがタッチパネルですがシャッターとズームは物理ボタンで残してあるのも好印象。
メモリ内蔵、電池内蔵と、小ささのために割り切ったところもありますが、そこはSシリーズというか見た目優先なところもあるでしょうねぇ。

まぁ私個人で言えばS800c買いますけど、ちっちゃくて可愛いカメラが欲しい、って言われればこれも推薦するかもですね。
他のCOOLPIXシリーズと比較してもちゃちさが無いのはかなり良いと思います。
たとえば、スーツ着たOLさんなんかがバッグからさっと出して使ったりしても違和感のないサイズと質感だと思いますね。

なぜOLさんかというとそれはただの趣味ですが、実際スーツにも違和感は無いのでは…と思います。

まぁ売れるかどうかはちょっと時の運という感じですけど、ズバッと要素をそぎ落とした感じは好感ですね。


つらつらと書き綴ってしまいましたが今日はコレくらい。
さてどんなレンズ沼にはまろうかしら…。