あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2007年 11月 25日 の記事 (1件)
昨日ご紹介した、この地方を主題にした歌舞伎映画ビューティーを見てきました。 今日行こうかなと思っていたのですが、仕事の関係で昨日行って来たのですが、なんとも泣けてきました。
大鹿村歌舞伎は戦争で一時中断と以前書きましたが、どうも、戦争と満蒙開拓団等で人が居なくなり開催ができなくなってしまったようです。この映画では、何故戦争が起きたのか、起こしたのかと言う点には全く触れず、戦争の中で数百年続いた歌舞伎がどんな状態になったかと言う史実を淡々とまとめたもののようです。
字幕を見ていましたら、ほとんどのこの周りの自治体、教育委員会、企業が協賛していて、一番大きく目立ったのが、この地方の自民党国会議員名。とても戦争は嫌だなどということは、訴えられる状況ではなかったのかと思いました。
この映画では、出陣した2人に一人は帰ってこなかったといっていました。村の歌舞伎役者3人が同時に出陣したというこの映画の中では無事帰ってこられたのは一人、失明した人一人、死亡一人と言うことでしたが、つくづく戦争を放棄した憲法を守ることは大切なことだと思わずにはいられませんでした。
それにしましても、行政とは独立した教育委員会が、憲法を守ろうと言う人たちと袂をわかっている今の状態がわかりません。法律を守りましょう、悪いことはやめましょうと率先して教育をしなければならない人達が、国の最高法規である憲法を守りましょうとどうして言えないのでしょうか。松本市教育委員会では、市やほかの自治体が協賛して憲法記念日を開く会場を貸さなかったと言うことですし、東京都教育委員会などは、戦争の旗印であった日の丸掲揚、君が代斉唱をしなかったということで教員を罰したり。
財界の場合は、戦争があれば国家が戦争に必要な機材をほぼ無制限に買ってくれて儲かるので、利益中心に考えれば戦争があったほうが儲かると言うこともありますし、そういう集団から政治資金で密着している自民党は、平和であっては資金源の人たちから見放されてしまうためなんとか憲法を変えて、軍事増強、海外派兵の推進に必死にならなければ自分達の生き延びる道が無いのですから憲法を守ろうと言う勢力を極端に嫌うのも意味があります。公明党がどうして自衛隊を憲法違反と考えないのか、海外派兵も問題ないと考えるのか、財界から大口の献金を受けていると言う話は聞かないので不思議です。
しかし教育委員会というのは、こども達に法律の遵守を教えなければならない存在だと思いますので、国家権力に従順になるのではなく独立した機関として機能してもらいたいものだと思います。
昨日はそんなことを考えて歌舞伎映画を見てきました。
残すは、 飯島町ふるさと上映会 場所 飯島町文化館 日時 11月25日(日) 第2回10:00〜11:50 第3回18:00〜19:50 問い合わせ先 飯島町教育委員会(TEL:0265-86-5877)
伊那市ふるさと上映会 場所 伊那文化会館 日時 12月2日(日) 第1回14:00〜15:50 第2回18:30〜20:20
場所 長谷公民館 日時 12月9日(日) 第1回14:00〜15:50 第2回18:30〜20:20 問い合わせ先 伊那市教育委員会(TEL:0265-78-4111内線2721) 長谷公民館(TEL:0265-98-2009)
前売券:一般1000円/小中学生500円 当日券:一般1200円/小中学生600円 当日券は大人 1,200円でした。
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