あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2007年 11月 28日 の記事 (1件)
最近母の所に行く行き帰りに、伊那市の図書館や、テルメリゾートと言うリゾート施設、昼食に食堂による機会が増え、私は伊那北高等学校出身であることなどから、一時伊那市に下宿していたこともあり懐かしい場所なのですが、今は飯田に住みながら伊那市はただ通り過ぎるだけでしたが、久方ぶりに伊那市の街並みを見て回るようになりました。
私が16歳から17歳当時の面影は残っているのですが、あの華やかさはすっかり影を潜めてしまいました。当時の伊那市はネオン輝く不夜城のような街だった記憶があるのですが今はシャッター通りと言われるような風景も現れ、通りすがりに楽しみにしていた駅のお蕎麦の売店も撤去されて、昨日などは伊那市駅周りの食堂を探すのに一苦労しました。
そんな伊那市なのですが、経済力では、飯田市長の話や、南信州新聞のリポートなどでは正確な単語ではないかもしれませんが、経済的自立度は飯田市は伊那市の半分との事。最近聞いた銀行の人の話では、更に差が広がっているとのことでした。
私が34、35歳の頃銀行で調べたところでは、飯田市は市レベルで全国下位から2番目。その後約20年後に、私の息子が夏休みの大学の宿題で他の金融機関で調べたところ変わりは無く下位から2番目。息子は誇りに思っていたわが故郷がこんなに低いレベルの町だったのかとがっくりしていたようでしたが、その後そういう状況だったから、こんなに素晴らしい自然が残されているんだと納得したように話してくれました。
ここのところは複雑な気分で聞いていましたが、あの頃の政策の基本は全国一律のレベルの生活ができるようにすることだったのですが、今は、都市部中心の政策ですから、そこに暮らしている人々の今まで以上の努力が無いと格差は開く一方と言うことになると思います。
図書館にしても、リゾート施設にしても、食堂にしても飯田市と伊那市では違いが見られます。今まで、一生懸命南信州の活性化の一助にとブログを利用してきたのですが、そんなことではどうにもならない問題があるかも知れず、これから少しこういった面を切り口に混ぜ合わせてブログを書いてみようと思います。
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