あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2007年 12月 10日 の記事 (1件)


南信州新聞に飯田市の企業誘致が5年間で0だったという記事を見ました。
地域外の企業が飯田市に拡張しようと言うことは、地の利、人の利を考えた時、都市との時間的、空間的距離、労働者の確保、賃金レベル等を勘案してたくさんある候補地の中から選ぶわけですから、よほど飯田に来ることのメリットがないと国内事情だけでは選ばれることは容易では無いと思います。

それに今はグローバリーゼイションと言うことで、小さな会社でも世界中に展開していく時代ですし、なにより大企業はどんどん日本以外の国に進出している状況でそれに伴って、大企業の下請け的会社も海外展開せざるを得ないと言うわけですから、5年間誘致0と言うのも頷けます。

誘致と言うことが出来れば手っ取り早く人の雇用の機会が増え、税金も増収の道が開けカンフル剤としては役立つのですが、これから数十年の間はBRICs(B:ブラジル、R:ロシア、I:インド、C:チャイナ)諸国の追い上げ、VISTA(V:ベトナム、I:インドネシア、S:南アフリカ、T:トルコ、A:アルゼンチン )の追い上げで従来の産業は外に出て行くばかりだと思います。

日本の有力企業が、目先の利益を考えず、世界競争の中でやむ得ないものだけを外に出し、じっと日本の中での生産にこだわっていれば、日本の高度の生産技術力で品質も値段も更に競争力をつけることが出来、BRICs、VISTA諸国の爆発的発展で、生活水準が上がり日本の製品が雪崩を打ったように輸出できたものと思います。

しかしながら、日本の資本家も政治家も農林業を犠牲にして工業国日本と言うことで、目先の利益を追い求め出せる物は何でも出してしまってきたのでもやは後戻りはできないと思います。

そのため今の日本は苦しみの中でのた打ち回らざるを得なくなってきているのだと思います。

これから出てくる新技術はどうするかが重要な課題だと思います。



2007 12/10 09:21:31 | none | Comment(0)
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