あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 01月 05日 の記事 (1件)


昨日、弱者観光地のランチェスター的戦いの中で、基本的戦略は、「差別化」であり、一つには、商品としての差別化、もう一つはやり方の差別化があるということで、商品としての差別化が難しい場合は、やり方、今回は、広告宣伝に関して検討してみます。

一般に観光地の宣伝方法としては、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどで宣伝する方法や、テレビドラマ、小説などで取り上げてもらう。これに、プレスリリースと言う方法と組み合わせて取り上げられれば、非常に安くできるのですが、プレスリリースはそう幾回もやってもらえませんから、通常大変なお金がかかります。ドラマ、小説の舞台になることはとても稀なことです。

特に観光の場合は、対象者が日本全土とか、関東地方、東海地方、外国と言うように広範囲になりますので、その地方の新聞社だけでも広告を打つというのは小額ではすまなくなります。ましてや外国のメディアに取り上げてもらうと言うことはほぼ0に近いと言っても良いと思います。

そのため、弱者で経済的に余裕の無い観光地や商店などでは、頻繁に使える方法ではありません。ランチェスターの法則の本を読みますと、以前はこの方法で広告宣伝を打つのは、弱者の戦術ではなく、強者の戦術と言う部類でした。実際、毎日のテレビ、新聞、週刊誌を見ても、毎日のように大手では手を変え、品を変え広告を出しています。

人に関心を持ってもらい、実際物を買ってもらうまで、7回その広告宣伝に接しないとその気になら無いとのことで、何百万円掛かろうが広告を出し続けるわけです。それでも大手では、かかる費用よりも得る販売額が大きくなるので良いのですが、私達の住んでいる南信州の観光地にはそんな余裕は無く、せめて観光雑誌に一桝程度の広告を出すくらいではないでしょうか。

今までお金がかかって、飛び道具は強者の戦略の中で重要な手段として考えられていたのですが、時代が変わり、インターネットの発達。それもブログが爆発的に使いやすくなってきて様子が変わりだしました。パソコンと、電話線を使ったブロードバンド(ADSL)で情報の発信、情報の収集がきわめて安い使用料(最低3,000円弱/月)と、+電気代だけでできるようになったのです。広告宣伝会社に頼むにしても、原稿は考えるわけですから、パソコンに文字と写真を入力する手間は同じと考えれば、極めて広範囲の旅を考えている人達に情報を発信でき、ブログのコメントやメールで無料でお客様と更新できるようになってきました。ホームページがあっても高々200人〜500人/日の人が見てくれたら良い方ですが、ブログならありがたいことに皆様の応援を頂き、私の場合5,000アクセス/日です。

魅力的な書き方で、7回以上お客様に見ていただくために多少の苦労はしますが、今の世の中、見てもらえなければ、その会社、地方は無いに等しいのです。英語が出来る人が家族従業員にいれば、外国の人たちにもほぼ無料で広告宣伝ができるのです。今やインターネットは大手のものではなく、電話線とパソコンがあれば誰にでも使える道具です。インターネット利用は強者も弱者も同じように使えるのです。

それと、他地域との差別化という点で見ますと、インターネットを使った広域の宣伝はあるにはあるのですが、数えるほどです。片手分も見つかりませんでした。今なら差別化した手段と言えると思います。

明日は、インターネットでブログをどう使うかと言う点について検討します。
2008 01/05 06:30:34 | none | Comment(0)
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