あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 05月 31日 の記事 (1件)


鉄鋼材の価格上昇の情報が最近多くなってきました。私の周りでも大鹿村のマンホールの蓋が盗まれたとか、上伊那で電線が盗まれたなどどうなっているいのと言う気がしていましたが、以前は廃車処理などお金を払うのが当たり前と思っていたものが逆にお金を頂けると言う変わりようです。

この鉄鋼材の価格上昇は、発展途上国の鉄需要が増えてきた事にも一因があるそうですが、日本の場合はそれに加えて鉄の材料確保が全く出来ていないのだそうです。世界の製鉄業界の常識では、自社で鉄鉱石、マンガン、石炭等を低くても5割、高い所では7割近くを自社保有の山から掘り出しているのに、日本では0%とのこと。

オートメレビュー社の白川禮三氏によると、製鉄業界と言うのは王者か乞食かと言うほど業績が乱高下して、好調な時は鉱山を買占めに出て資源確保しておくべきところ、日本の製鉄業界は鉱山一つ押えると言うことをしてこなかった。発展途上国の需要がそれほど高くなかったため必要なだけ手に入れることができたと言うわけです。

しかしここに来て、世界の粗鋼生産高は7億トン/年だったものが、12億トン/年になり、15年には16〜17億トン/年に達しそうな勢いで、原材料メーカーは強気になり、値上げ攻勢はますます強まる勢いだとのこと。

トヨタ自動車をはじめとする車産業界、家電メーカーは、最近3万円/トンの値上げを受け入れたようですが、後何回もこうした値上げをそのまま受け入れることは不可能になってきて、日本の産業界は世界競争の中で立ち行かなくなるのは目に見えていると言うことです。

日本の政治家も官僚も常に先を見て民間企業の指導をするべきだと思うのですが、庶民いじめに汲々としていて全く困ったものです。

鉄は国家の米だといわれるほど重要な物です。鉄が毎年30%程度値上がりし続けたら、車や家電ばかりでなくあらゆる物に影響してきますから心配には心配です。

自民党公明党が無策なのはわかったのですが他の政党はどうなっているのでしょうか。早速今日調べてみますが、お知りの方は教えてくだされば幸いです。

ヤフーニュース


2008 05/31 11:14:57 | none | Comment(0)
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