あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2008年 06月 03日 の記事 (1件)
大阪府の財政再建で橋下知事は議会や職員さん、市町村長さんと激しくやり合っていますが、財政再建と言うことでは長野県の元知事田中康夫さんと全く同じ事だと思うのですが、どこが違うのかなと以前から思っていたのですが良く判りません。私が知っていることを整理して考えていきたいと思います。皆様の中で詳しい人がいたらここを見れば判るとか、ご意見を頂きたいと思います。知事と言うのは強い権限を持っているので、地方では知事の意向で大きな影響を受けます。
先ず選挙の支持母体ですが、橋下さんは自民公明の保守勢力、田中さんは、保守勢力以外の人たち。やっていることでは、禁煙運動では同じ、職員の給与カットも同じ。箱物建設では、橋下さんはすでに出来上がっている物の整理から手をつけようとしていますが、田中さんは子供未来館中止とか、脱ダム宣言のようにこれから手をつけようとしているものを抑える。すでに出来上がっている物を整理したと言う話は聞いた覚えがありませんがあったかも知れません。
大阪府にしても長野県にしても大量債務の原因は、土建屋さんの寄ってたかって府政や県政を食い物にしてきた事にあるのは間違いの無いところだと思いますが、田中さんの場合は執拗に真っ向から土建屋勢力と対立すると言う姿勢を貫き通して最後は力尽きてしまったような気がします。
大阪の橋下さんはこれからの人ですが、支持基盤が大阪を食い物にしてきた保守勢力ですから、彼らの利益を守りながら彼らのために出来た借金を返済していくと言うことですからどうするのでしょうか。
考えられるのは、自らの給与はもちろん職員の給与、議会や市町村に交付するお金を削り、出来ている箱物は叩き売ってそれで買った人達を儲けさせる事ができれば少しは恩返しが出来るとは思いますがそんな程度ではしれています。
福祉や医療、教育にも手をつけ府民の生活レベルを落としてお金を浮かせ、支持基盤である保守勢力のためにどんどん土建事業を拡大させるつもりなのか、これからのやり方を見ないと判らないのですが、橋下さんとしては、府民を犠牲にしないで、支持基盤の利益も守りたいと言うことでしょうから今後が注目されます。そんな夢のようなことが出来るでしょうかね。
もし出来たら寂れ行く天龍峡、南信州復活に取っても大変参考になると思います。そういう意味では期待したいと思います。
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