あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 07月 08日 の記事 (1件)


トヨタ自動車奥田相談役が幹部社員に勧めている本について、オートメレビュー社の中央研究所所長の白岩禮三氏が記事を書いていますのでご紹介します。

山本七平著「日本はなぜ敗れるのか」と言う本で、飯田図書館で探して見ましたが無くて、名古屋図書館を調べましたら有りましたので飯田図書館に行き名古屋図書館からの借り出しを依頼してきました。

こう言う点はどこの図書館からも日本国内にある図書館の本なら貸し出しを依頼できるので大変便利です。家にいながらにして名古屋図書館の在庫を調べられます。借り出し依頼も家でパソコンからできるようになればもっと便利なのですが。

白岩氏によりますと、奥田さんがトヨタ幹部に読ませたい意図は、現在の日本経済の弱さを、かっての太平洋戦争での日本軍の負け戦と重なり合わせて、自粛と自重を求めたものであろうとし、その観点から見直して書いたとしています。
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まず第一に人命軽視。戦争中の兵士は赤紙一枚で満足な武器も持たされず、護衛艦なしで米潜水艦の一大拠点地点ルソン海峡をのろのろ行かされて大半が撃沈されてしまった。当時の日本軍は人命の尊さなど目もくれなかった。山本七平氏は、これこそはナチスドイツのアウシュビッツ以上の大規模な計画的殺人であるとしている。ドイツはユダヤ人を対象としたが、日本は自国民を対象にしたと言う事です。

この恐るべき国家としての非人道的処置と、その精神的構造は、75歳以上の老人を切り捨てる現在の保険制度にも受け継がれている。こうした国家の意思が剥き出しになれば企業もこれに習う。この結果20年前には6対1だった正規社員と非正規社員の割合は、今では3対1となった。

非正規社員は1年や2年の短期採用であり、期限が切れたら失職してしまう。しかも30をすぎれば就職の機会はがくんと落ちるとなれば、20歳代の非正規社員の心はすさみにすさむ。

遠い昔の日本には姥捨て山があったそうだが、今の日本では20歳代の大勢の若者たちが姥捨て山行きの切符をあてがわれている。そんな状況に置かれたら、社会に反発したくもなるだろう。そんな悩みのない人たちへと刃を向けたくなるだろう。
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としています。そしてその犠牲者に何時なるか、私や貴方でない保証はどこにもないのです。

先日のエントリーと併せて考えますと、後期高齢者保険制度や、派遣労働者制度を考え出した精神構造は、公明党の厚労相が中心だったと言う事ですから、何かぞっとするものを感じます。

続きは明日にします。


2008 07/08 04:33:42 | none | Comment(0)
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