あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 07月 09日 の記事 (1件)


オートメレビュー紙の白岩禮三氏の話の続きですが、山本七平氏の指摘の第2は、

ロジスティックスの決定的な欠落と言う事です。日本軍は殊更に精神面ばかりを強調し、兵の数が不足していようとも、また武器性能が劣っていたり、足らなかったりしても、精神面で補えばよいと強弁し、兵たちを徹底的にしごきあげた。しかし、物資が決定的に不足し補給面での対策がなきに等しい上に、精兵主義の大前提が揺らいでしまえば、勝負は戦う前に決まってしまう。

かくして日本は負けてしまったと言う事です。

この記事を読んで私が思いましたのは、これらを今の日本に当てはめて考えますと、政府も官僚も財界と一緒になって目先の利益に汲々として、日本が発展途上国から追い上げられている実態から見て、遠大な計画が必要なのに、これを立てることをしない。国民貧富の差の拡大、諸物価高騰で疲弊し、教育にもお金をかけず、社会保障に携わる人たちを冷遇し、そのため特に地方ではそういう職場は貴重であるのですが、そういう人たちの平均賃金が他の産業より40%低く押さえ、こども達の教育に支障をきたすような政策。昔の自民党ならすばやくバランスを取って軌道修正し国民の怒りが爆発寸前になる前に手を打ってきたと思いますが、いまやどうもどっぷり甘い汁を飲み続け、ぬるま湯に浸っりきっているのではないかと思います。

そういう中で、福田首相は、道路特定財源を一般財源化すると閣議決定まで持って行き(本当にそうなるかどうかは、法律>閣議決定 ですからまだ分かりません)当面を乗り切ったのですが、これからが見ものです。

この後、白岩禮三氏ご自身のご意見を書いていましたのでそれはまた明日ご紹介します。
2008 07/09 05:41:52 | none | Comment(0)
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