7月27日信毎1面に、日本所得流出17兆円増と日本総研推計結果が出ていました。
このことは、以前からオートメレビュー社の白岩禮三氏もこれからこう言う傾向が高まり、日本の従来からの原材料を輸入して加工貿易で成り立っていたやり方では「BURICS」、「VISTA」諸国の追い上げでいずれやっていけなくなり、日本は失業者の山となるであろうと言うことが心配されていました。
ここに来て、資源の高騰が世界中で大問題になって、人件費の問題だけでなく、資源を輸入に頼る日本はこのための資源にかけるお金が膨大な額に達しており、この穴埋めに人権費の更なる圧縮を余儀なくされ、その結果庶民の生活は諸物価の高騰によって更に厳しくなり内需は極端に減っていく。
輸出も便りの米国経済が減速してきており、新興諸国の輸出も減少傾向になり、設備投資の減少、住宅建設も落ち込み少子高齢化とダブって進行しているため日本経済の先行きはお先真っ暗と言う状況であるとしています。
農業もWTOで日本だけが苦戦。今のままの自民公明党の政治政策では本当に予想されるようになってしまいかねません。
こんな状況の中で、日本全体の浮上を考えるべきは政治家と官僚です。
それなのに、やっていることは何か間の抜けたことばかりのような気がします。政治家は目の前の政局のことばかり、官僚は自分達の先行きのことばかり、高いお金を国民は払っているわけですから真剣に考えてもらいたいものです。
そんな気持で昨日インターネットを見ていましたら、路上生活者救済のボランティア活動をしている人の記事がありました。
これを読んでいますと、一旦路上生活に落ちると這い上がることがいかに難しいかがわかってきます。今の自民党公明党の政治が続けば、大不況、失業者の増大は避けることが出来そうにありませんので、まだ余力のあるうちから対策を考えておかないと、失業→路上生活一直線と言うことになった時、世の中は今より冷え込んでいますから這い上がるなどと言うことはとても考えられないと思います。
一策として、地方に荒廃した実家がある人は今から少しずつ手を加えて万が一の時戻る家を確保しておく。荒廃した農地でも今から手を加えておけば失業した時、食べる事には贅沢は出来ないにしても困りません。
それと子供の教育です。路上生活から這い上がれない原因の一つに、社会で必要としている教養、技能などが欠如している場合が多いそうで、失業者の激増するような事態になった時、底力を発揮するのは国民の教育レベルが高いほど高度な対策が取れるわけですから、その日に備えて、自分たちもそうですが次世代を担う子供たちにたっぷり教育と言うお金をかけておく必要があると思います。
世界の中で生き残るにはあれやこれやの奇策や、騙し合い、駆け引きではだめだと思いますので、ともかく資源も食料もない日本が、資源国から一目も二目も置かれるには、それに見合った実力が無くてはだめだと思うのです。
福田さん内閣改造をするんだったら、こうすれば日本は生き残れる、そのための内閣改造であると言うメッセージを送ることができれば、支持率は上昇し次期総選挙も勝てれるだろうと思いますがどうなることでしょうか。
路上生活者にも負け組みもいれば、負け組みに入れない人もいる。