あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 08月 22日 の記事 (1件)


2万人と言う多くの人に南信州宣伝の戦力になってもらうのは大変な仕事ですが、効率よく進めるためには覚えていただく順序も考えておかなければならないと思います。

私が自分の経験も含めて考えて見ますと、会社で教えてくれたり、失業訓練で教えていただいたのは、先ずはワード、エクセルからでインターネットに関してはほとんど自力で覚えました。デジカメも会社の資料を作るとき人に教わりながらやって覚えていきました。

しかしながら会社をやめたら、パソコンでやることはホームページビルダーでホームページを作ることと、その後はブログを作ること。デジカメは使うようになりましたが、あくまで文章の補足説明程度に使うだけでたまに写真の合成ぐらいするだけでした。

ワードやエクセルなどは時々使うと言う程度でした。仕事としては、教えてくれと言うお客様もいてその時は現役のとき教わったこと、失業訓練で教わったことが活きました。

今回考えていることは、2万人の方々に南信州の宣伝を南信州観光公社が作っているホームページや行政が作ると言うアーカイブページをリンクで多くの人に宣伝すると言うことですから、ワードやエクセルはほとんど必要ありません。

グループウェアを使うと言う段階になった人には、エクセルは必要となります。市販のグループウェアソフトなら高いだけあって良くできていますが、2万人が使うと言うことになりますと、数百万円から数千万円はかかり、気楽に商店街の組合、自治会組織、商工会、農業組合、伝統文化継承会、同好会等で使おうと言うことはできないと思います。

会社組織と違い、出勤簿など不要な機能もありますから、既存のシステムを無料で使わせてもらおうと言うのですから、エクセル程度はやむ得ないと思います。

エクセルと言っても、ここで使う機能は、スケジュール表が中心で、各組職、会議室、車、農機具、旅行計画など。それと個人。いくつもの組織に参加していたりしますとバッティングが起こりますので、自分のスケジュール表に各組織のスケジュールをコピペする必要もあります。各種データーベースも共有しようと言う場合は、データ入力とその加工技術を必要に応じてそのデータベースを使う組織で勉強してもらえば良いと思います。

設備の予約システムなどを組むときは、メンバーが少ないときには、1つのファイルで複数のシートを管理できる串刺し演算機能を使いヤフーのブリーフケース機能などを使う。大量のメンバー間で設備の予約機能を作ろうとしますと、メンバー間で同一時刻にファイルを開いてしまうと言うことが起こりますので、個人個人独立したファイルを同一フォルダー内に持ち3D集計機能で集計する。すでに埋まっているかはメインページで見られるようにしておくか、メンバー各自が集計してみる。もちろんすでに予約してある人がいて、同じ時刻に使いたいと言う場合は、探すか、メーリングリストで探し出し、調整作業は必要になります。

私の経験から言いますと、最近母の介護スケジュールをエクセルで半年分作り、妹や親類の人たちと共有したり、FAXしかない人にも必要なページだけをFAXで送ると言うとき改ページ印刷機能を使えとても便利です。

また役場や、給食センター、デイサービス、ホームヘルパーさんの予約、組長の仕事、自分の仕事、親類の法事などのスケジュール、図書館に行く日、フィットネスクラブに行く日も母のごみ捨て等々このページで行うことにより以前より極めて効率の良いものになりました。

冠婚葬祭の費用見積もりに数百人のエクセル住所録から、フィルター機能で条件をつけて抽出し、漏れがないか兄弟でチェックできるように妹と共有したり、それに基づき冠婚葬祭会社に見積もりを作ってもらったり。このフィルター機能も現役のとき覚えたのですが、抽出条件さえはっきりすればあっという間ですから、紙に書き出すなどということに比べ比較にならない速さです。

母が自分史を作りたいと言うので、子供たちと母の自分史を共有し校正をしてもらったり、これからですが印刷会社も含めて母の作品を共有化しようと思っています。これはワードと、ワードに貼り付けた写真の復元をホームページビルダーの中にあるソフトでできますので、校正を頼んだ子供とは別の子供に頼む。そしてそのデータを印刷会社と共有する。

またエクセルを使いますと、グループの会計も共有してみることができます。各種分析をピボットテーブルで分析して見ます。お金の使い方をグループメンバー全員で分析できますから、従来のように印刷された文書をもらって、はいこれですと言うのとはわけが違い、お金の使い方も極めてシビアになってきます。

このピボットテーブル、極めて優れていまして、私の青色申告時には最大の力を発揮してくれます。エクセルで出納帳さえつけていれば、年間科目別費用と収入月別分析はあっという間です。ほんとに嬉しくて涙が出てきます。

現役の時に助かったのは、ホストコンピュータから吐き出されてくる生産用のデータをエクセルに変換し、このピボットテーブルで多数のライン生産計画に落とし込めれるのです。ですから負荷計算ができ、今日の残業計画等にも役立てることができるわけです。問題もありました。日単位バッチ作業ですから、ホストコンピュータからデータを収集したあとに計画が変更になった場合はその部分は手で変更しなければいけないということです。昔なら手で輻輳する工程間のスケジュールを立てねばならず生産管理者は大変な苦労をしたものです。

それにしましても、数十のラインの数日間の生産負荷を一手に把握できたり、何処がネックになるか事前に解り嬉しかったものです。

このようにエクセルと言ってもできる仕事は極めて豊富ですから、その組織、人に応じて必要なところだけを教えると言うようにすれば、教えてもらう人も楽ですし、必要ないところを教えてもらうと言う無駄も発生しません。パソコン教室でグラフを作る勉強してもグラフを作るのが仕事の人にはいいのですが、私の場合会社を辞めてからグラフなど作ったことはここ数年間一度もありません。

飯田市の資料によれば、「多様な活き方のできる街、飯田」と言うことですが、パソコンもインターネットも多様な使い方があるので、地域情報化基本計画を実施するうえで何が共通に必要か、個々の組織で学習してほしいことは何かをはっきり分けて市民教育計画を作ってほしいと思います。

作ったから後はお前たちで勝手に使えと言うことでは、多分腐ってしまうと思います。会社なら使えない人はスポイルされてしまうので必死で勉強しようとすると思いますが、地域ではできない人が多く難しいと思ったことは手をつけなくても、さし当たっての生活にはなんら支障がないという場合が多いと思います。

何の資源もなく、食料でさえも輸入に頼る日本の中で、さしたる観光名所も持たない飯田市や南信州が、都会や有名観光地と肩を並べるほどの生活をしようと思ったら、それなりの準備と努力をしなくては不可能だと思います。

今回の飯田市地域情報基本計画はそれほど重要な意味を持った事業になるともいますので、ぜひ市民みんなで成功に持っていって欲しいものだと思います。

この記事をお読みいただいている方々の中に、飯田下伊那の方がいらっしゃいましたら力を合わせてやっていきましょう。
2008 08/22 08:04:37 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー